こんにちは、おのんです!
私が愛してやまないBTOBそしてPENTAGONが所属する韓国芸能事務所・CUBE Entertainment特集、後半をお送りします!!
前半はこちら↓
BTOBとPENTAGONの他にもCLC、(G)I-DLEなど、才能あふれる素晴らしいアイドルたちが集まっているCUBE Entertainment。
私の愛(と熱量)が予想以上だったためまさかの長編シリーズとなりましたが、
今回はもう少し各グループに注目したお話をしていこうと思います。
それでは、どうぞ〜!!
デニムにCUBEドル、シンプルイズベスト、最高で最強、プリティでキュアキュア(?)
おさらい
まずは前回のおさらいを駆け足で。
それがCUBE Entertainment、そしてCUBEドルです!
(G)I-DLE
(여자)아이들((G)I-DLE) - '화(火花)(HWAA)' Official Music Video
まずはご紹介するのはCUBEドルのマンネグループ・(G)I-DLE。
読み方は迷うと思うんですが"アイドゥル"。
韓国語の正式名称は書式上"(여자)아이들=ヨジャアイドゥル"ですが、授賞式などで呼ばれるときは"アイドゥル"と発音されています。のでアイドゥルです。でもジーアイドゥルって読むよね普通に
グループ名の由来はリーダー・ソヨンによると
Iが英語のI(私)、韓国語で複数を意味するDLE(-達)を合わせた造語です。個性のある6人のI(私)DLE(達)が集まったという意味を込めています。(出典:WWD JAPAN インタビュー 2019年8月18日 期待の新人グローバルガールズグループ(G)I-DLEを直撃 「作曲から振り付けまで自分たちで行うのが強み」 | WWDJAPAN.com)
とのこと。
デビューした2018年末までに8つの新人賞を獲得し、その後も活躍の場を広げ続けています。
そのうちの一つが2019年・Queendomへの出演。
2018年デビューの(G)I-DLEは出演者の中では最年少。
芸歴だけでいえば決して長くないグループだったにも関わらずその存在感と実力で多くの人の目を引き、強い印象を残したのではないでしょうか。
最終順位は3位。
Queendom出演後も活躍はもちろん続いておりまして、カムバックのたびに新たな顔を見せてくれます。
今年1月のカムバ曲はスヤちゃんの記事でもご紹介されました!パチパチ
CLOSE UP:トラックメイカー・ソヨン
そんな(G)I-DLEの話をするにあたり、まず外せないのがリーダー兼トラックメイカーのソヨン。
つ、強い...
こちらでも触れたようにPRODUCE 101 の1st Seasonにも出場、その後はUNPRETTY RAPSTAR 3
ラッパー同士が対決し競い合う韓国の人気音楽番組シリーズ"Show Me The Money"の女性ラッパー版。
にも出演。見事にサバイバル番組ばっかりだな...
[UNPRETTY RAPSTAR3]”You only beat me with one, Unpretty!” Jeon So Yeon vs Coolkid @Diss Battle EP.04
つ、強い...(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
残念ながらPRODUCE 101でのデビューもUNPRETTY RAPPERでの優勝も果たせなかったものの、
その確かな実力は多くの人に認められデビュー前からその名は広く知られていました。
PENTAGON・ジノくんのYouTubeコンテンツMAGAZINHOにもJeon Soyeonとして登場!まだデビュー前だったんだね
진호(JINHO) - MAGAZINE HO #13 'Finesse (Remix) / Bruno Mars'
知名度は高かったとはいえ、一応まだ練習生という身で大先輩のコンテンツに呼ばれる実力たるや...!
ゴリゴリのHIP-HOP調からメロディアスなラップ、そして普通に歌も上手いところがまたすごい。
そして何より、彼女の強みはラップだけでなくその作曲能力。
メンバーも揃い(G)I-DLEとしてデビューすることが決まったにも関わらずデビュー曲が決まらいからいつまで経ってもデビューできない...という理由で悶々としていたところ、
なんとPENTAGON・フイさんに「YOU、曲作れるんだから自分でデビュー曲作っちゃいなよ(※意訳です)」と言われて制作し、
その楽曲LATATAでデビュー20日で1位をとったというのはあまりにもアツすぎるお話。
フイくんありがとう、フイくん大好きていうかおい事務所しっかりしろ
楽曲制作自体にはメンバーのウギやミンニも加わる(G)I-DLEですが、タイトル曲は全てソヨンが担当しています。
Queendom最終課題曲のLION、Oh My God、そして最新曲HWAAなど、ダークな世界観を伴うことが多い彼女の曲は他のアイドルグループとは一線を画すものばかり。
それでいて一度聞いたら耳に残る曲調とその独特な世界観に虜になってしまうのも仕方なしです。
CLOSE UP:ボーカル・ウギ & ミンニ
そんなソヨンの曲を彩るのはメンバーたちの声。
一グループの中でも複数人がラップを担当することが多いKPOPアイドルの中でも珍しく、(G)I-DLEのラッパーはソヨン一人。
残りの5人は全員ボーカルですが、一人一人の声が全く違っているので聞き分けもしやすく、すぐに覚えてしまうこと間違いなしです。
そんな中でも特に印象的なのがこの二人、ウギとミンニ。
二人とも太くて強い声の持ち主ですが、ウギはハスキー、ミンニは甘さが加わった特徴的な声です。
(G)I-DLEのトラックはもちろん、ぜひ聞いて欲しいのがAdele"Rolling in the Deep"のカバー。
二人がCUBEへの入所オーディションでも歌ったという感慨深い曲。
ただでさえ難易度の高い曲なのに余裕の表情で歌い切る二人...!(しかも途中からミッションが入る)
KPOPアイドルがしっかりとお腹から声を出して歌っているというのは彼ら彼女らの発声を見ていると良く分かりますが、
その中でもこの二人の声は特に力強く、実力の高さが伺えます。
CLOSE UP:パフォーマー・スジン
続いては(G)I-DLEのメインダンサー・スジンに着目。
前回の記事でもご紹介した通り、CUBEを代表するダンサーの一人です。
いやスジン様すげぇ…という気持ち…
[Artist Of The Month] 'Got It' covered by (G)I-DLE SOOJIN(수진) | December... https://t.co/1cwid0zIkc via @YouTube— 🌼おのん⁷🌼 (@n_______n17) 2021年2月16日
これだけセクシズムというか「女」を強調することが議論の的になる世の中なのにある意味で「女」であることを「売り」にする、ある意味これまでの王道のKPOPヨジャドルセクシー路線で勝負しにかかれるの、スジンしかいないかもしれない— 🌼おのん⁷🌼 (@n_______n17) 2021年2月16日
そう、彼女、とにかく色気がすごい。
もちろんメイクやスタイルといったところからも来るものなのでしょうが、とにかく立っているだけでとても色っぽいのです。
うん、色気がすごい。(2回目)
女性アイドルにしては珍しくタトゥーを隠したりせず、化粧もキツめ、とザ・強い女なイメージが強い彼女ですが
ほら笑うとこんなにキュート。もっと笑って〜っていうより笑ったとこ撮って〜
わりと明るくてうるs...賑やかなメンバーが多い(G)I-DLEの中でメンバーたちが口を揃えて「お母さん」というほど面倒見が良く、メンバーの中でもダントツに静か。
元気なメンバーたちに振り回されることもしばしば...実はなかなかにギャップがあるのもまた彼女の魅力でしょう。
さて、アイドル大戦争の波が複数回到来してきたKPOP。
その中に、「清純」vs.「セクシー」という二大コンセプトが主だった時代もありました。
セクシーさを作る要素といえば「露出」「腰振り」「赤リップ」「ストッキング」「ハイヒール」、
アイドルでいうと
ヒョナ
SISTAR
AOA
Girl's Day
などが有名どころでしょうか...
これテレビでやって大丈夫だった...?と心配になるような衣装やコンセプトもあり。(実際NGくらって振付変更とかザラでした、全然大丈夫じゃない)
2015年ごろをピークに徐々にこのセクシーコンセプトブームは影を潜め、だんだんと"ガールクラッシュ"と呼ばれる強めな女の子たちが登場してきましたが、
そんな中でまだほのかにセクシーさを残し、前面に出しているスジンは今となってはかなり珍しいアイドルといえるでしょう。
でもただセクシーなわけではないのがスジンのすごいところ。
(G)I-DLEの曲も後押ししてのことでしょうが、"妖しい"のです、彼女。
"妖艶"という言葉がぴったり。
きゅぶの新旧ヨジャドルのメインダンサー、4minutesヒョナ、CLCスンヨン、gidleスジン、みんな一見同じ「強くてセクシーな女の子に見えるけど魅せ方も本質も全然違うのよね、ヒョナが一番過激に見えて芸術的、スンヨンはgiris hiphopの権化で一番強め、スジンは妖艶、三者三様— 🌼おのん⁷🌼 (@n_______n17) 2021年2月16日
一方でスジンはたぶんそこまでしてない、あくまで”ソ・スジン”と”gidle・スジン”と単一パフォーマーとしての”スジン”とで完全に分けてる、気がする、だから全然苦じゃなさそうだしダンサーとしてビジネスで魅せてる感がすごい(めっちゃ褒めてる)、だから惹かれるのかも— 🌼おのん⁷🌼 (@n_______n17) 2021年2月16日
上のツイートを補足しますと、おそらくスジンは自分のアピールポイントをよーーーく心得ているのではないかと。
グループとしてステージに立ったときに魅せたい"(G)I-DLE・スジン"と、先述のStudio Choomのようなここぞというパフォーマンスで魅せる"スジン"、そしてありのままの彼女としての"ソ・スジン"の三者、もしくはそれ以上をきっちり分けているのだと思います。
個人的には過去のトレンドであった露出度が高く扇情的な振付を軸としたわかりやすい"セクシー"コンセプトはアイドルたちがどうしても消費されているような気がしてしまいあまり得意ではなかったのですが、
(もちろんセクシーでいることが好きな女の子がそれを武器にし、表現したい、と本人が望んでやっていることなのであればそれはいいと思います)
スジンに関してはその部分をしっかりと精査し、自分がやりたいように、時には求められていることと彼女がしたいこととの折り合いをしっかりつけてやっているような気がしまして。
アイドル戦国時代の中でどう差別化を図り、生き延びていくかにあたりとてもよく考えて勝負しているんだろうなと、そしてそれを楽しんでいるんだろうなということを最近のコンテンツから感じたのでした。
"強い"だけじゃない
さて、このまま"ガールクラッシュ"コンセプトへとお話を進めます。
昨今のKPOPアイドル、及び世界的なトレンドとして上がる"ガールクラッシュ"。
「女の子も思わず惚れてしまうようなカッコいい女の子」という意味ですが、"強い女の子"と同意義で使われています。
遡れば4MINUTEや2NE1から流れが生まれBLACKPINKのデビューで確立、
今となってはMAMAMOOやEVERGLOW、ITZYなどが"ガールクラッシュ"の代表例といえるでしょう。
おそらくは(G)I-DLEもこの"ガールクラッシュ"グループに名を連ねるわけですが、ただ強いわけではないのが彼女たちの魅力。そしてこれは他のアイドルたちも同様です。
「かっこよさ」を作っていくものが既に述べたような魅力的なメンバーたち一人一人の努力と才能であり、
結局その魅力というものは彼女たちの個性が集まった結果として出来上がっていくものなのだと思います。
ここからはあくまで個人的な意見ですが。
"ガールクラッシュ"という言葉、実は私あまり好きでなく...
というのも、「女の子が女の子を好きでいたってイイじゃないの」と思うのです、その女の子が強かろうがそうでなかろうが。
"ガールクラッシュ"というとまず前提としてどうしても「強い女」が連想され、
そんな「"強い女の子"を女の子が好きになる、それってイイことだよね!」という考えへと繋がってしまうような気がしてしまうのですが、
そもそも「女の子が強くいたっていいじゃない」と思ってしまうわけです。
もちろん、女の子が可愛い女の子を好きだっていいじゃない!憧れたっていいじゃない!とも思っています。
固定概念的な「女の子は男の子が好きなのが当たり前」「"女の子は可愛くいるべき"という考えは古い」という考えは徐々に受け入れられ始めているものの
「女の子が強くなることはいいことだ」という、一見発展したようで実はまだ「女の子は可愛く大人しくあるべき」という考えから抜けきらない物がどうしても透けて見える気がしまして...
詰まるところ、「可愛くったってカッコよくたって強くたって、そうなりたいと思ったってイイじゃない」と思うのです。男女関係なく。
自然体で、自分がなりたい無理をしないでいられる世界になればいいよね、と近年の"ガールクラッシュ"ブームから思ったりしているのでした。
話を戻しまして。
強め暗めなコンセプトや曲が比較的多く、そこから来るイメージも強かったであろう(G)I-DLEですが色々な曲を歌い踊りこなします。
例えばQueendomで披露したこちら。
かのレジェンド・2NE1の名曲・Fireをカバー。
原曲の持つ力強さにミヨン・ウギ・ミンニのボーカル3人のパワフルな歌声とソヨンのラップがぴったり合っていたアレンジでした。
そこにQueendom出演者の中でも最高レベルの妖艶さを放つスジンのパフォーマンス。最強。
(あと普段どうしても言語的なものもあってかパートが少なくなりがちなシュファの尺が長めでとってもキュートでよかったです)
元2NE1のパク・ボムもこれには思わず「メンバーに見て欲しい」「メンバーに会いたい...」と涙していました。
そしてかつての人気曲のカバーを披露する人気音楽番組「不朽の名曲」に出演した際に披露したこのカバーもとても良かった...!
普段の(G)I-DLEとは全く違った、シックな雰囲気でのパフォーマンス。
のびやかで力強いボーカル陣の声が映えるアレンジと、哀愁あふれるメロディとがとってもとっても良かったです。歌謡曲もいけるなんて...
そしてソヨン、普通に歌が上手いこと...!
あと少し意外だったのはこちら。
同じくカバー曲を披露する「Sugarman」出演時の映像なのですが、
あんまりこう、シンプルに明るい系の曲をこれまで(G)I-DLEが披露した印象がなく、
かつミュージカル調だったので初めて見た時それまでのイメージとあまりにも違っていてちょっとびっくりしました。
以前KCON NYに出演した際に「All That Jazz」を披露したことがあるのは知っていたのですが、その時とはまた全然違っていてですね...
実はいろんなパフォーマンスができる万能アイドル、それが(G)I-DLEなのです。
オススメ楽曲
さて、ここからはオススメ楽曲をご紹介。
LATATA
(여자)아이들((G)I-DLE) - 'LATATA' Official Music Video
まずはデビュー曲にして代表曲のLATATA。
これなしに(G)I-DLEは語れない一曲です。
先述の通り、デビューは決まったのに曲をもらえないがためにデビューできずにいたところフイくんから「作曲できるんだから自分で曲作りなよ」と言われてソヨンが作った名曲なのですが、
なんとデビュー20日で一位を取るという伝説を残しました。
ムーンバートンをお手本通りにといっていいほどストレートにメロディに組み込み、キャッチーに仕上げた一曲。
当時まだまだムーンバートンが人気のジャンルだったということもあるでしょうがもちろん大ヒットし、
おそらくリアルタイムでKPOPを聴いていた人の中でLATATAを知らない人はいないと言っていいほど聞かれていた曲でしょう。
Uh-Oh
(여자)아이들((G)I-DLE) - 'Uh-Oh' Official Music Video
続いてはHIP-HOP色が前面に出た一曲、Uh-Oh。
衣装がゆるくストリート調、もしくは男性アイドルによるHIP-HOPコンセプトはよく見かけますが(一時期の防弾少年団のように"HIP-HOPグループ"を謳うこともありますし)
女性アイドルで「強さ」「セクシーさ」を抜いた王道のHIP-HOP路線で勝負してくる曲は珍しいのではないでしょうか。
衣装も振付もゴリゴリのHIP-HOP。
LATATA以降ここまでにリリースされた曲はHANN、Senorita、とどれもキャッチーなもので、ここへきてガラッと路線が変わった曲。
トラックメイカーのソヨンがラッパーとはいえ、(G)I-DLEとしてHIP-HOPもやるんだ...と当時はかなり衝撃だったのでした。
Dumdi Dumdi
(여자)아이들((G)I-DLE) - '덤디덤디 (DUMDi DUMDi)' Official Music Video
何度も触れてきたように独特なダークな世界観が多い中、(G)I-DLEが2020年の夏に打って変わって出してきたのはこの明るい夏ソング、Dumdi Dumdi。
「(G)I-DLEが...夏...?太陽...?昼間...?」と初めはあまりにもこれまでの路線と正反対でびっくりしたのですが、
結論、めちゃくちゃ良かった。
これまで同様メロデイのキャッチーさはそのまま、陽気なドラムサウンドとサビでの繰り返しの歌詞がどうにも癖になる一曲。
振付もシンプルで楽しくて、つい覚えて踊りたくなってしまうようなダンスです(秒で覚えに行った人)。
コンセプトでいえばこれまでずっとロングヘアだったスジンがバッサリボブになり、
MVや音楽番組でもとっても楽しそうでよかったです。
最新曲・HWAAは炎と氷のようなビジュアルコンセプトが印象的。
冷たさの中にある情熱が見えるような曲でした。
活動ごとに幅がどんどん広がり、スキルアップしていく(G)I-DLE。
これからもきっとたくさんの名曲を生み出してくれることと思います。
CLC
CLC(씨엘씨) - 'HELICOPTER' Official Music Video
続いてご紹介するのはCUBEのもう一つのヨジャグループ・CLC。
CLCは"Crystal Clear"を略したもので、
「水晶のようにきれいで透明という意味を盛り込んだ...いつも鮮明な光を放つクリスタルのように、変わらない魅力を持ったチームとして成長していく」
(出典:Kstyle:Mydaily 2015年3月9日 “4Minuteの妹分ガールズグループ”CLC、19日に電撃デビュー確定 - Kstyle)
という由来が。
実は私、初期のエントリーでCLCのHobgoblinについて書いておりまして...
CLCも(G)I-DLEと同じく部類でいえば「強い女の子」に入るのだと思うのですが、
いろんな要因が重なって王道アイドルにはならない...という印象です。
何より彼女たち、大変苦労をしておりまして...(涙)
4MINUTEのデビューから6年、CUBE待望のガールズグループとしてデビューしたものの、なかなかヒット曲に恵まれず。
多分、多分だけど、曲が新人アイドルぽくないと言うか玄人感がすごかったんだと思うんだ...
2016年の2月末にはPRODUCE 101 Season 1に出演していたウンビンと、祖国・香港で幼い頃から子役として活躍していたエルキーが加わり、5人から7人体制へ。
こんな感じでデビュー曲のPepeも撮り直してます(地味に好きな比較動画)
しかし初期の着せられている練習着が...!ダサい...!
その後も苦しい時間は続き、ようやく音楽番組で1位を獲得したのはなんとデビューから4年もの月日が流れてからのこと。
CLCってどんな時でも穏やかでニコニコしているイメージがあるのですが、この時ばかりは全員号泣。司会を務めていたイェウンちゃんも堪えきれず泣いてます。
それもそのはず、なんてったって自分たちより3年も後にデビューした妹グルが既にデビュー曲含め3曲で1位をとっているわけですから...複雑な気持ちにもなっていたでしょう。
実はこの後もなかなかに苦しい状況が続いていまして、悲しいことに2020年末でエルキーが脱退を発表、2021年2月現在は6名体制で活動をしています。
才能あるメンバーが揃っているわけですし、魅力的なグループであることに間違いはないので7人全員報われて欲しいし光が当たって欲しい...そう願ってやみません。
CLOSE UP:ダンサー・スンヨン
さて、ここからはもう少し詳しいお話を。
まずはメインダンサー・スンヨンからご紹介します。
KPOPアイドル、色々なダンサーがいますがスンヨンはその中でも屈指の実力を持つダンサー。
練習生期間が4年ほどと決して短くはない、という他にバックグラウンドがあまり公にされていないのですが、HIP-HOPからコンテンポラリー寄りのダンスまでなんでも踊りこなします。
ご覧ください、このキレッキレなのに一つも苦しそうな顔をしない余裕の表情。
むしろこんなに激しい曲と振り付けなのに柔らかい笑みまで浮かべてます...!
ぜひ見ていただきたいのがYouTubeで月に一度更新していた「Monthly Choreography」。
時には一人で、時にはメンバーと、また別の時にはプロのダンサーさんたちと、自分で振付も担当ながら踊っています。
彼女の魅力を思う存分楽しめるコンテンツです。
先ほど「スンヨンのダンスのバックグラウンドがわからない」と書きましたが、
このコンテンツを見ているとスンヨンはストリートダンス出身なのではないかなと。
KPOPガールズグループのメインダンサーたちのダンス歴を見ているとバレエやジャズダンス出身の子が多く、共通してみんな綺麗な踊りをしているのですが
スンヨンに関しては圧倒的な力強さとしなやかさがそこに加わっており、
おそらくそれはベースになっているジャンルに寄与してくるものだろうと思うのです。
あとは体型というか、筋肉の付き方もストリートダンサーっぽい。
しっかりメリハリをつけているところからGirl's Hiphop味を感じます。
(ジャズ系は勝手にもっと体を薄く平たくしようとするイメージ)。
中でも私が好きなスンヨンのダンス映像がこちら。
CLCのメンバー・ユジンと踊っている動画なのですが、初めて見たときかっこ良すぎて震えました。
ゴリゴリのHIP-HOPを踊りこなすヨジャアイドル...!そして何よりとっても楽しそう。
そしてユジンも普通にすっごいダンスうまいんですよねめちゃくちゃさらっと踊ってますけど...!
お気に入りすぎて何度も見返しているんですが、何度か見ているうちにどうやらいつものコンテンツより自然体というか、ある意味楽そうに踊っているなと思いまして。
他のコンテンツが力んでいるとかそういうわけでは全くないんですが、
なんとなくこの映像が一番スンヨンの数あるダンス映像の中でもホーム感というんでしょうか、踊り慣れている感が伝わってくるような気がしたのでした。
ちなみにこの二人、ちょこちょこカバーダンスを踊ってくれます。
変なのかぶってるけどめちゃくちゃかっこいいので。見てくださいぜひ。VLIVEでDNAとか踊ってたこともました。
最近はTik Tokに踊っているところをたくさん載せてくれるスンヨンですが、絶対に絶対にいつかBurlesqueとかCHICAGOとかやってほしいなって思っています。絶対似合うから。
CLOSE UP: ボーカル・ソーン
続いてはボーカルのソーンをご紹介。
彼女の特徴はなんと言ってもその透明感のある声。
もう一人のCLCのメインボーカル・スンヒはどちらかというと太めで柔らかい声なので、対照的な二人なのがいいところ。
CUBEはラッパーは特にですが癖のある声の持ち主が多くて、基本的にどのグループのボーカルラインもとにかく太く、特徴的な声質をしています。
わかりやすいところで言えばBTOBウングァン、PENTAGONフイ、CLCスンヒ、(G)I-DLEウギ・ミンニ、
そこに甘さが加わればBTOBヒョンシク、PENTAGONホンソク、(G)I-DLEミンニといったところでしょうか。
そう言った意味でソーンの声質はまるで真逆、無色透明で水のような綺麗な透き通った声です。
そんな彼女の声をぜひ堪能していただきたいのがこちら。
PENTAGON・フイくんと歌っているのはユン・ジョンシンさんの大ヒット曲「
別れた女性に新しい恋人ができたことを人伝てに聞いた男性がその気持ちを歌にした曲で
二曲ともメロディラインは全く同じ、アンサーソングなので歌詞も所々同じなのですが、
グッと胸に迫る歌詞なのでぜひ聴き比べて字幕をつけて聞いていただきたいです。よく聞くとしんどいです。フイくんてばそんな顔しないで
蛇足ですが、ジノくんもこの「
アレンジが少し異なっていますがどちらも最高...永遠ループになること間違いなしです。
話を戻して、もう一曲ご紹介。
진호(JINHO) - MAGAZINE HO #19 'We Don`t Talk Anymore (Feat. Selena Gomez) / Charlie Puth'
こちらもPENTAGON・ジノくんとのコラボ。
言わずと知れたCharlie PuthとSelena Gomezによる大ヒット曲"We Don't Talk Anymore"のカバー。二人とも英語の発音が綺麗...!
二人の透明感あふれる声がなんとも素敵で思わず聞き入ってしまう一曲。なんなら原曲よりも聞いてます。
ジノさん曰く、この"We Don't Talk Anymore"のアレンジ音源が一番の自信作とのこと。ハモリが最高にお気に入りだそうです。(YouTube "PENTAGON PENTORY #73"より )
フイくんにしてもジノくんにしても、コラボレーション相手として選ばれたということから彼女の実力の高さが伺えます。
先述の通りCUBEは特徴的な声のボーカルが多いので、ソーンちゃんのようにただ歌が上手いだけでなく、誰とでも綺麗なハーモニーを奏でることができるボーカルというのは貴重な存在なのではないかなと思うのです。
オススメ楽曲
それではここからはおすすめ楽曲のご紹介。
Hobgoblin
CLC(씨엘씨) - '도깨비(Hobgoblin)' Official Music Video
ガッツリこちらでお話ししたので今回はさらっと。
この曲はCLCにとっての第一の転換点になった曲だと思っています。
デビューからリリースしてきたPEPE、Like it、High heel、Oh No Noまでは全て可愛いらしい、元気でポップなイメージなものばかりでしたがHobgoblinはそれまでと打って変わって衣装も曲調もメイクも強めに。
それまでのCLCを知っていたファンはさぞ驚いたことでしょう。相当なインパクトの強さだったのではないかと思います。
だってビフォーアフターがこの違いなんだもの...ひっくり返るわ...好きだけど
ここからガラッと路線を変え、BLACK DRESSそしてNOまで続く「強く」「独立した」女性像へと変化していったのです。
BLACK DRESS
CLCにとってのもう一つの転換点となった曲がこちら、BLACK DRESS。
MVの中でイェウンちゃんが髪をバッサリ切るところが印象的ですね。最初びっくりした。
前作に引き続き強めコンセプトではありますが、象徴的なのは黒いスーツの衣装。
ちょうどこの頃先輩・BTOBのイルンちゃんが同じタイミングでソロカムバックをしておりましてこの衣装でバックダンサーをしていたのが最高だったのでした...
[HOT] JUNG ILHOON(With.CLC) - She's gone, 정일훈(With.CLC) - 쉬즈 곤 Show Music core 20180310
とまた話が脱線してしまいましたが、BLACK DRESSによりCLCの新たなイメージである「強くて綺麗な女性像」が確立されたような印象を受けます。
この「綺麗」というのが実はポイントで、それまではどうしても「強め」コンセプトについて回っていたセクシーさを初めて排除することができたのではないかと思うのです。
あくまで「強さ」は「強さ」であり、それまで女性性のアピールに必要とされていた露出や扇情的な振付は必要なく、
そういうものがなくてもクリーンなカッコ良さというものがあり、それが叶うよう時代は変わりつつあるのだと思わされるようなコンセプトでした。
今改めて見ても実は隠れた名曲だと思っています。
ME
CLC(씨엘씨) - 'ME(美)' Official Music Video
最後にご紹介するのは一位曲NOの後にリリースされたME(美)。
「美(韓国語の発音で"ミ")」と「私(=Me)」を掛けたタイトルの曲で、こちらも引き続き強めなコンセプトではありますが、
その前の3曲よりはタイトル通り"美しさ"そのものにフォーカスを当てた曲。
「私は美しいの」という歌詞が繰り返される曲ですが、その美しさの定義自体には特に触れられていません。
つまりは「美の基準なんて個人で違っていていいのよ」と言われているようなもの。
また、BLACK DRESSやNOは他があって成り立つような歌詞でしたがMEは相手がいるようでいない、
CLCの中ではおそらく初めて自分に向いた曲で、そこもそれまでとは大きな違いなのかと。
あえてタイトルに漢字の「美」を使っているのも印象的でした。
ここで思ったのは「東洋的な”美"」を強調しているのかな、というところ。
変わりつつあるとはいええどうしても"美"の基準が西洋的な価値観に寄りがちな現状への疑問というか、
そんな固定観念壊しちゃえ、という隠れたメッセージがあったりなかったりするのかな、など...
例えばメンバーが来ている衣装が、一見ドレスに見えてもどれも韓服の要素が入っていたり、
もう1パターンの軍服っぽい方は固定概念を壊しにいくシンボルなのかなと思ったり...
あとは女神像がインクで覆われたり、牛と鹿の偶像が壊されたり、と気になるところも多かったのですが
これは考察ブログではないのでこれ以上はやめます。(やめるんか)
韓国っぽい美的要素がたくさん入っていたのと、単なる"強い女"だけでなく
「自分らしくいよう」「私もあなたもありのままで美しいのよ」
というメッセージが伝わってくるような曲で、なんか、いいなぁと思ったのでした。
番外編: A Train To Autumn (가을로 가는 기차)
もう一グループご紹介したいのはオーディションで選ばれ、バラードグループとして結成されたA Train To Autumn。
CUBEのバラード担当といえばBTOB、と思われるかもしれませんが、バラード"専門"として組まれるグループはかなり珍しく、それがガールズグループとなれば尚更。事務所にとっても初の試みでした。
しかし、シックな雰囲気を纏うグループ名とは裏腹に、なんと挨拶は「출발! 뿌~뿌~~ (出発!ポッポ〜!)」
可愛すぎやせんか。
デビュー曲はPENTAGONのキノくんが作詞を担当し、日本で開催されたU&CUBE FESTIVAL 2019にも出演しましたが
ひっそりと姿を消し、2020年解散が静かに発表されていました...
ただでさえボーカルのレベルが高いCUBEの中でも相当な歌唱力を持っていた4人だったので、ワタクシ地味にショックを受けているですが、
確かな実力はある4人なので、どこかでまた光が当たればいいな、と彼女たちの幸せを願っています。
まとめ
本当はこの後PENTAGONそしてBTOBと続くはずだったのですが、
既に文字数があまりに多いため次回に続きます。本当にすみません。
CUBE溺愛ブログ、もう少し続きます。ぜひお付き合いください...!