おのんです。
今日はKPOPネタからは少し脱線して映画のお話をしたいと思います。
というのも!!
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/yD8GQebjtp
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
It’s official! #Oscars pic.twitter.com/yToYNDV9aL
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
祝・パラサイト アカデミー作品賞受賞!!!!! 🎉🎉🎉
いやもうね、言わずもがななんですが本当に本当にすごいことで...
正直、外国語賞は獲るだろうなぁと思っていましたがまさかの脚本賞そして作品賞を受賞するとは...!外国人監督による初の快挙、お隣の韓国が成し遂げてくださいましたね。
ポン・ジュノ監督そして俳優陣をはじめとするパラサイトチームの皆さん、本当に本当におめでとうございます!!
嬉しいなー!!!
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編
さて、実はわたくし、1月に「パラサイト」を見ておりました。
初見の感想はこちら↓
パラサイト見てきた…すごかった疲れた…ポンジュノやっぱり恐ろしい…すげえや…
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月14日
お勧めする気ある?めっちゃある!
イヤ、あまりのすばらしさと面白さに圧倒されっぱなしで...
とにかくすごすぎて、あとネタバレ厳禁映画なのに興奮して余計なこと書くとネタバレしそうだったのでこれに収めたんですが、もともと韓国映画が好きだったところに「パラサイト」を観てから韓国映画熱が再発しまして。
なんならKPOPにハマるより前に韓国映画にハマった
【自分用】🇰🇷🎬
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月21日
アジョシ
猟奇的な彼女
サニー
建築学概論
怪しい彼女
私の頭の中の消しゴム
今日の恋愛
国際市場で会いましょう
監視者たち
ベテラン
ミッドナイトランナー
母なる証明
タクシー運転手
バーニング
エクストリーム・ジョブ
パラサイト
↑今まで見た映画はこちら。この後「1987」が加わりました。
明後日ここにスウィングキッズか加わります!
「パラサイト」はもちろんのこと、これをきっかけに「韓国映画気になる!」「他にも観てみたい!」と思う方にぜひ韓国映画を知って観ていただきたいので、
独断と偏見でおのんがオススメしたい&好きな韓国映画について語っていきたいと思います〜
まずはパラサイトから!かじゃぁ〜
- パラサイト ★ネタバレなし解説付き
- 映画「パラサイト」をさらに楽しむために【ネタバレなし解説・予習情報】
- パラサイトの魅力 =まとめ=
- おのん's Favorite 韓国映画
- 定番系韓国映画 =おすすめ&名作=
- 番外編 =おのん's Selection=
- 終わりに:韓国映画のここが好きだ
パラサイト ★ネタバレなし解説付き
貧しい一家の“計画”とは…!?『パラサイト 半地下の家族』90秒予告
パラサイトの衝撃が未だに頭から離れなくて延々と感想ツイートとかブログとか読み漁っててまた観たい気持ちになっている
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月17日
あらすじ
地下の家に暮らすキム一家は全員失業中。
貧しい生活を送っていたある日、家に訪ねてきた友人から「留学に行く自分の代わりに家庭教師をやらないか?」と持ちかけられる。
"就職先"は、IT社長を家長に持つ裕福なパク一家。
長男を皮切りに、少しずつパク一家に近づいていくキム一家だったが…?
おのん評
わたしから言うことはさしてないのですが、
とにかく面白かった!です!!(言うとるやないか)
全力で勧めるし何度でも見たい
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月20日
↑見終わって1週間たっても余韻に浸り続けスヤさんに勧めていた人
実はパルムドールを獲ったことを知る前に映画館で予告を見て、
ポン・ジュノ作品だけど過去ほどしんどくなさそう...!と興味を持ち観に行ったのですが、結果これまで見た韓国映画の中でも一番といってもいいほど衝撃を受けました。(そしてしんどくはなかった)
ストーリーの面白さはもちろんなんですが、テンポ、キャラクター、音楽、カメラワーク、ここまで含めて魅了された作品は初めてで。
その結果見終わった後すごい消耗したというわけですが...
ポン・ジュノ監督の手腕はもちろんのこと、名だたる俳優陣も素晴らしかったのですが、
アカデミー賞を受賞した今、いよいよ私からは「とにかく見てください」以外言うことがないので、ここからはパラサイトをより楽しむためのちょっとした情報をお届けしたいと思います!
映画「パラサイト」をさらに楽しむために【ネタバレなし解説・予習情報】
「パラサイト」は監督自ら試写会で直接訴えるほどとにかくネタバレ厳禁な映画なのですが、韓国社会の構造やいくつかの用語などを知っておくと更に楽しめるかと思いますので、これから見に行く方はぜひこちらを読んでから鑑賞してみてください!
パラサイトをさらに楽しむための事前予習①:用語について
↑韓国旅行お役立ち情報でいつもお世話になっているコネストさん。
バッチリ用語をまとめてくださってます!必見!
パラサイトをさらに楽しむための事前予習②:モンタージュ ※リンク先にちょいネタバレあり!!!
たまたま観に行く日の朝に見つけためちゃくちゃ面白いツイート群です。
鳥肌が立ちました。
本編映像入ってるので観たくない方にはオススメできないのですが、1/4までだったらギリギリセーフかな...?
私は2/4の途中まで見て残りは帰ってから見たのですが、とにかくツイ主様の素晴らしい考察と、ポン・ジュノ監督に脱帽しました。
受賞スピーチにもありましたがポン・ジュノ監督の映画そして映画関係者に対する敬意が素晴らしくてですね…
A few words from a winner… #Oscars pic.twitter.com/q6rt98eC2y
— The Academy (@TheAcademy) 2020年2月10日
個人的に本日最高のモーメントはポン・ジュノ監督の監督賞受賞スピーチ。“最も個人的なことが、最もクリエイティブなこと”というスコセッシの言葉を引用したのを受けて、会場がスコセッシに万雷の拍手を贈る。スコセッシも思わず涙しているように見える。pic.twitter.com/MGrA2ynWBC
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) 2020年2月10日
いい監督だなと思いました。
パラサイトをさらに楽しむための事前予習③:キャスト
ポン・ジュノ監督作品常連でもある韓国を代表する名俳優ソン・ガンホはじめ素晴らしい俳優陣が出演している本作。
『 #パラサイト半地下の家族 』
— 映画『パラサイト 半地下の家族』 (@Parasite_JP) 2020年2月9日
準備万端‼️いってらっしゃい✨✨#Oscars #アカデミー賞
pic.twitter.com/m7FKxh9wdI
↑授賞式の直前の様子ですが、この様にとても仲良しです。
そう、仲良しなんです!!
ベテラン俳優にこんな冗談言えちゃうくらい仲良し。
ちなパラサイトで一番好きなエピソードは、チェウシクさんがソンガンホさんよりスクリーン登場シーンが数分?数秒多いらしく「僕が主演です」と言い張っていて、それをソンガンホさんが「みなさん彼はそう言ってますが嘘です主演は私です」と反論していたやつ
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年2月10日
出典はこちら:
これはたまたまだった様ですが、本人たちが認めるくらい兄妹役のチェ・ウシクとパク・ソダムも似てたのもまた良かったのかも。
あと、特別出演としてパク・ソジュンが登場しますが、チェ・ウシクとパク・ソジュンのお二人は大の仲良し。
我らがキム・テヒョンも所属するウガウガ会のメンバーですね〜。
めちゃ有名な話だと思うけど自然な雰囲気を出したくてチェウシクのリアルチングであるパクソジュン氏をパラサイトに出演させたポンジュノさんほんとに好きです
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年2月10日
という様に、キャスト同士の雰囲気をとても大事にしていた様です。
「...パク・ソジュンには独自の存在感があって、ギウ役のチェ・ウシクと実生活でも仲が良い。現場では、二人の間に自然な化学反応が生まれていた。」
出典:
パク・ソジュン大好きなので登場した時沸いた。(調べときなよ)
一瞬しか登場しなかったのにすごい存在感でしたソジュンオッパ...
ウシクさんのインスタにコメントしまくるソジュンオッパ好きすぎる推せる
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月23日
オスカー受賞後も真っ先にお祝いしてましたね!
はい!好き!さすがお友達!!!!! pic.twitter.com/1gdokJxOOM
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年2月10日
パラサイトをさらに楽しむための事前予習④:ポスター
最後に、日本語版のポスターはこんな感じなんですが、世界のポスターが面白かったのでご紹介します!
映画「パラサイト」の飾りたくなるおしゃれなポスター!インターナショナル(アメリカ)版、フランス版、イギリス版(2枚) #アカデミー賞 #韓国映画 #パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/ThVvhIEAj9
— キョンちゃん⭐人生楽しく🎏 (@odorukoi) 2020年2月10日
let’s also not forget the fact that PARASITE had the best posters of any film last year pic.twitter.com/K4P0J4l10H
— sreekar (@sreekyshooter) 2020年2月10日
各国がどんな視点で「パラサイト」を見ているか、切り取ったかがわかって面白かったです。
これから見る人も、もう見た人も二度楽しいポスター!万歳!
パラサイトの魅力 =まとめ=
...とまぁ持ち上げまくると、見たくなくなる方もいらっしゃるかも知れません。
アカデミー賞を獲った今、更に加速するでしょうし。
その気持ち、めちゃくちゃわかります。(騒がれると冷めるタイプなので)
なので、何がおもしろかったか、見所はあえて書かずにおこうと思います。それぞれ面白かった!と感じるポイントも違うと思うので。
が、見たい!と思っている方には全力でお勧めしますし、見て損はない作品だと思います!
ネタバレ含む感想が見たい方はこちら↓
ブログ書いちゃうくらいパラサイトは好きだったけど、特に○○○○○○は感じなかった件 https://t.co/OyiOFnWONE
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年2月12日
おのん's Favorite 韓国映画
ここからはおのんがぜひ見て欲しい映画たちをご紹介します。
サニー 永遠の仲間たち 〜全ての女子に送る、全力で生きるキュートな女の子たちの物語〜
元気になれる:★★★★★
ほっこり:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
あらすじ
ひょんなことから25年ぶりに高校時代の友人に出会った主人公。
しかし、強くてカッコよかった彼女は余命数カ月の命だった。
彼女の最後の願い、仲良しグループ”サニー"再結成のため、動き始める主人公だったが...
おのん評
おのんが韓国映画にハマるきっかけになった映画。
あらすじだけ見るといかにも感動モノ、お涙頂戴なつまりおのんが一番苦手な予感がしますが、しみったれたシーンはゼロ。
現在と過去が交互に織り交ぜられながらストーリーが進んでいきますが、出てくる女子は常に最強で最高。
とにかくキュートな女の子がたくさん!全力で生きる女子、いとおしいなあ。いいなぁ。
笑い9割、ほっこり1割、ハッピーになれること間違い無しな映画です。
怪しい彼女 〜笑い5割、優しさ5割。ほっこりを求めるあなたへ〜
笑える:★★★★☆
泣ける:★★★☆☆
オススメ度:★★★★☆
あらすじ
口が悪く頑固で偏屈なおばあちゃんが、不思議な写真館で撮影をしたところ、なんと20歳に若返ってしまった!!
初めは驚きオロオロするおばあちゃんだったが、それまで女手ひとつで苦労し、自分のことは二の次で息子を育ててきた。
「いっそ人生やり直したろ」と開き直り、ミュージシャンを目指す自分の孫と仲良くなってバンドを組むなど"青春"を謳歌しようと開き直る。
そして飛び入り参加したのど自慢大会で注目を集め...?
おのん評
韓国映画にハマるきっかけとなった映画その2。
主演が「サニー」と同じ女優さんだから好きでしかないわけですが、とにかくみんな愛おしいんですよね...
ラストには思わずホロリとさせられます。
優しい気持ちになれること間違いなし、ホットミルクを手にお楽しみください。あ、ホットココアでも。(なんでもいいわ)
日本でもリメイクされたらしいですが原作が素晴らしかったので見てません。以上!
エクストリームジョブ 〜これ見て、笑えばいいと思うよ〜
笑える:★★★★★
アクション:★★★★☆
オススメ度:★★★★★
あらすじ
主人公が所属する麻薬取締チームはなかなか成果を上げられず失敗続き、とうとう解体を勧告されてしまう。
ラストチャンスとして臨んだ最大の麻薬グループの検挙のための作戦はなんと「アジト前にあるフライドチキン屋での張り込み」。
しかし、チキン屋が閉店することを知ったチームはなんとその店を買い取ってしまう。
昼はチキン屋・夜は刑事として張り込みを続けるが、カモフラージュのはずで売り始めたチキンが大評判、お店は大繁盛で捜査どころではなくなってしまい...
果たして彼らは麻薬グループを逮捕することはできるのか?
おのん評
とにかくアホです。つまり最高。
映画館で見ましたが、まーーー笑いました。お腹割れるかと思った。
まず俳優さんたちが最高です。そして間の取り方が天才的。
ツボ掴まれくり。笑いしか出てこない。
帰って調べたら、監督のイ・ビョンホンさん(俳優さんと同姓同名の別人です)が「サニー」の脚本を担当されていたとか。好きなわけだ。
がっつりアクションシーンもあり、爽快です。ラストの畳み掛けがとにかく素晴らしい。
見終わった後は絶対チキンが食べたくなること間違いなしです。ぜひビールのご準備を。
タクシー運転手 ★『パラサイト』主演俳優ソン・ガンホ出演作
感動:★★★★☆
泣ける:★★★★★
オススメ度:★★★★★
あらすじ
1980年5月・ソウル。
タクシー運転手の主人公が高額なタクシー代と引き換えに乗せたのはドイツから来たカメラマン。
彼が向かおうとするのは、検問所を越えた先にある光州。
民主化運動が韓国全土で活発的に行われていた当時、特に光州では学生を中心としたデモにより住民と軍との間で激しい衝突が起きていた。
そんなことが起こっているとはつゆ知らず、光州市内に入った彼は、繰り広げられる悲惨な現実に自分の目を疑う。
あまりの危険さにソウルへと帰ろうと主人公だったが、「真実を伝えなければ」というカメラマンは光州に残ろうとする。
メディアが報道しない真実、そして光州の人々を目の当たりにした主人公がとった選択は...?
おのん評
日本語の副題いらんくない?
「パラサイト」にも出演している、韓国を代表する名優ソン・ガンホ主演の作品。
光州で起きた民主化運動「光州事件」を元に作られた映画です。ARMYとモンベベヨロブンにはおなじみ光州!ぐぁんじゅ!
忘れがちですが、たった30年前まで軍事政権下だった韓国。
学生を中心としたデモが特に活発に行われていた光州では800人余りが逮捕され、多くの若者が命を落としました。
しかし当時は厳しい情報統制がされていたこと、そして政府が暴力や関与を否定していたことから近年まで語られることがほとんどありませんでした。
自由を勝ち取るまでにどれだけの痛みを乗り越えてきたか、血が流れたか、そして命を引き換えに闘っていたのか。
今の韓国、KPOPカルチャーが好きな人にこそぜひ観て欲しい作品です。
涙無しでは観られないので翌日はご注意を...
※銃声、怪我、流血描写多めです
ミッドナイトランナー 〜夜中のソウルを大疾走!(イケメン)男子2名による全力痛快映画〜
笑える:★★★☆☆
スカッと:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆
あらすじ
性格もタイプも経歴も違うけれど、強い絆で結ばれた2人の警察大学生。
ある夜、彼らの目の前で少女の誘拐事件が起こるが所詮「学生」の身分、彼らだけの実力に限界を感じ、歯がゆいを思いを抱える。
とうとう自分たちで解決すべく奔走するが、思いもしない展開が彼らを待っていた...
果たして、彼らは少女を救うことができるのか?
おのん評
人気俳優パク・ソジュン×カン・ハヌルによる映画。
予告編を見て痛快☆青春アホ映画(こら)だと思っていたら予想とちょっと違ってびっくり。。。
ジャンルでいうとアクションとミステリーを足して割った感じかと。
ストーリー展開的にはある意味典型的な韓国映画あるある満載な映画だと思いました。
(これについては後述します!)
バイオレンス系はアジョシとミッドナイトランナーで十分…ミッドナイトランナーはアホ映画だと思ってたのに意外と深くて狼狽た記憶と特殊警察仕様のパクソジュンがかっこよすぎた記憶しかない
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月21日
あ嘘あの映画はラスト15分のパクソジュンの肉体美のためだけに撮られたと思ってる(失礼)
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月21日
ということでパク・ソジュンが好きな方にはぜひ見ていただきたい映画ではあります。かっこいいよー!!
ラスト15分の痛快アクション具合はおのん的5本の指に入ります。
ということでアクション映画好きな方にもオススメです。
突然にも程があるんですが韓国ドラマと映画に出てくる警察とか特殊部隊とかが着ている全身黒の格好が好きでですね…まぁこれはパクソジュンさんだから当然好きなんですけど… pic.twitter.com/hhDdC69kFk
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年2月6日
かっけえええええええええええ好きだああああああああああああ
※暴力、流血シーンあります
監視者たち 〜「天才」vs.「天才」。勝利の行方は...?〜
映画「監視者たち」 2PM ジュノ チョン・ウソン ハン・ヒョジュ ソル・ギョング
ドキドキ:★★★☆☆
スカッと:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆
あらすじ
見たものすべてを記憶することができる主人公が配属されたのは、警察の特殊チーム。
彼らは強盗事件を繰り返す犯罪グループを追っていた。
徹底した監視をもろともせず、完全犯罪を繰り返す”ジェームズ”に翻弄される特殊チーム。
しかしある日、とうとう"ジェームズ"に関する手がかりをとらえる...
おのん評
2PMのジュノが出演している作品。
母親がリビングで見始めたので、全然見る気も興味もなかったのに隣で見ていたらすごく引き込まれてしまった作品。思いがけず良作でした。
話自体はヘビーですし情報量も多いのですが、軽快なストーリー展開でテンポよく進んでいくので無理せず見られます。
個人的には「私の頭の中の消しゴム」で主演を務めたチョン・ウソン氏が極悪人役で戸惑った...
これを見てジュノを好きにならない人はいないと思いました。(知らんがな)
ベテラン 〜イケオジ好き、集まれー!!正義の味方、爆誕。〜
イケオジ度:★★★★☆
スカッと:★★★★★
オススメ度:★★★★☆
あらすじ
熱血刑事の主人公はある日、知り合いが自殺未遂を図り意識不明の重体に陥ったことを知るが、どこか様子がおかしいと悟る。
捜査に乗り出した彼はすぐにこの事件の裏に財閥グループの御曹司が絡んでいることを嗅ぎつけるが時既に遅し、財閥からの圧力がかかった上から捜査の中断を命じられてしまう...
おのん評
これぞ韓国映画!!といっても過言ではないでしょう。
「ミッドナイト・ランナー」もですが、笑いあり、アクションあり、そしてとにかく痛快。
起承転結がはっきりしており、それでいて「転」で降りかかってくる困難がまぁデカいこと。
でもしっかりとそれを乗り越え、ものすごくカッコよく乗り越えてしまう。
熱血ベテラン刑事vs.極悪財閥、というこれまた韓国らしい構図ではありますが、予想できてしまうそれを超えてくるおもしろさ。
そして、悪役がとにかく悪くてですね...「いいいいいいいいいいいいいい!!!😡」っとなるんですが、それがまたいいんですよね...
あとユ・アインの顔が好きです(聞いてない)。極悪人だけど。
「正義は勝つ」を体現した映画、というとよくありがちですが、そこまでを描く過程もすばらしく面白く、
なによりクライマックスのスカッとさを突き詰めてしまうところ、韓国映画の最高に好きなところの一つです。
むしろいかにスカッとさせるかを考えてその前のシーン作ってるよね?というくらい。
主人公もですが、観客のフラストレーションをこれでもかというくらい上げ、ぶち上げてクライマックスへ持って行ってしまうあの感じ。
好きです。
カッコいいおじさまが好きな方はぜひご覧ください。
あとミス・ボム!最強!好き!!
※暴力、流血シーンあります
定番系韓国映画 =おすすめ&名作=
さて、ここからは韓国映画を語るに外せない名作をご紹介します。
私の頭の中の消しゴム 〜号泣必須、韓国映画ブームはここから始まった〜
あらすじ
深夜のコンビニで傷心の主人公が出会ったのは、無骨な男性。
その後、建設会社の社長令嬢と工事現場の職人として再会を果たす。
徐々に惹かれあう二人は様々な小さな困難を乗り越え、とうとう結ばれる。
建築士の資格も取り、幸せな結婚生活を送っていたはずの二人を襲ったのは、
肉体的な死よりも早く精神的な死が訪れる、「若年性アルツハイマー病」に主人公が冒されているという現実。
あまりにも悲しすぎる未来に、2人が下した決断は...
おのん評
定番中の定番の作品ですね。
「冬ソナ」はじめ韓流ブーム真っただ中、そして泣ける映画が流行っていたのもあり、日本での公開当初話題になったのを覚えています。
「韓国 映画 オススメ」でGoogle先生に聞くと真っ先に出てくる作品のひとつ。
ただし、「泣ける映画見たいな〜」って軽い気持ちで見るんじゃなかった。刺さりすぎると永遠に泣けます。
泣ける韓国映画は「わたしの頭の中の消しゴム」で痛い目見たので見ない(夜中に見て泣きすぎて翌朝顔が腫れ上がり目が開かず戻るまでに2日かかった)
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月21日
だからもう泣ける韓国映画は見ない。(バカ)
あ、いい映画なことには間違いないですよ!
予告編を見てもあらすじを見ても話の流れはわかっているはずなのにおもしろく魅了されてしまいます。
これまたザ・韓国映画といえるところでしょう。
泣きすぎてトラウマだから多分もう二度と見ないけど
あと本当にどうでもいいんですが(なら書くな)、チョン・ウソンが福山雅治に見えて仕方ない
母なる証明 ★『パラサイト』ポンジュノ監督作品
あらすじ
漢方薬屋を営む主人公は、知的障害者の息子を大切に育てながら慎ましくも幸せに暮らしていた。
しかし、ある日その息子が村で起こった女子高生殺害事件の容疑者として逮捕されてしまう。
そんなことをするわけがない、と必死に訴えるも、弁護士にも警察に相手にしてもらえない。
最愛の息子を救うべく、母がとった行動とは...?
おのん評
「パラサイト」と同じポン・ジュノ監督による本作品。
こちらも韓流ブーム真っただ中、当時「韓流四天王」として人気絶頂だったウォンビン主演ということで話題になりました。
ストーリーは上に書いた通りなのですが、タイトルの雰囲気から感動系を求めて(あとウォンビンを目当てに)見ると痛い目に合うのでご注意ください。
かなりエグいです。しかもじわじわ来る系です。
が、おもしろいです。(どんな宣伝の仕方)
どうエグいかはぜひ見てお確かめください!あ、エログロ系ではないのでそっち系統がお苦手な方はご安心を。
とにかく陰鬱な雰囲気を描くのが上手すぎて、すごいなポン・ジュノ...と当時は思ってました。
あと個人的にきちんと最後まで見た数少ない韓国ドラマの「太陽の末裔」に出ていたチングさんが出てきたので沸きました。(TMI)
番外編 =おのん's Selection=
個人的に記憶に強く残っている韓国映画をセレクト。
バーニング 〜ラストの解釈は十人十色、映画好きにオススメするならこの作品〜
あらすじ
大学を卒業し作家を目指しているもののパッとしない人生を送る主人公は、アルバイト中に幼馴染に声を掛けられ、その夜二人で酒を飲むことに。
「整形したの」とあっけらかんと言い放つ幼馴染は、なんとアフリカに旅に出るといいその間に家で飼っている猫の世話を主人公に頼む。
「慣れていない相手には姿を見せない」という言葉通り、何度家に足を運んでも猫は姿を見せない。
幼馴染が帰国する日、空港まで迎えに行った主人公だったが彼女の隣にはアフリカで出会ったという男性がいた。
3人で食事をすることになったが、彼が乗っていた車は高級車。
その後も数回彼に遊びに誘われる主人公と幼馴染だったが、ある日を境に彼女は...
おのん評
なにがきっかけでこの映画を知ったのかは忘れてしまったのですが、
「ベテラン」で知ったユ・アインと「ウォーキング・デッド」のグレン役で有名な韓国系アメリカ人俳優のスティーブン・ユアンが好きだから見に行った気がします、たぶん。WD見てないけど。
率直な感想は、とにかく不思議な気持ちになる映画でした...
よくわかんなくて映画館出るとき足元ふわっふわした。
ラストの解釈は見た人によって大きく変わるでしょうし、それがこの映画の最大の醍醐味だと思います。私は検索魔になりました。
途中からすんごい村上春樹っぽいな...と思ってたら、案の定原案は村上春樹の「納屋を焼く」という短編らしいです。
ちょっと変わった韓国映画が見たい人にはオススメ!
あと、スティーブン・ユアンの韓国語がきれいすぎてびっくりしたんですよね、たしかずっとアメリカ在住で、今作が初の韓国語作品だって言ってたような..?
役の雰囲気もグレンの時とはだいぶ違うので、WDファンの方も楽しいかもしれないです。
あとこの記事を書くにあたって調べて初めて知ったのですが、カメラ監督はポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」でタッグを組んだ方らしいです。
映像は確かにすごく綺麗で質感があった記憶。
アジョシ 〜世界一かっこいい"アジョシ"、ここにあり。〜
あらすじ
質屋を営む、孤独で不愛想な主人公。
なぜか隣の家に麻薬中毒の母親と2人で住む貧しい幼い少女に慕われるが、ある日事件に巻き込まれ誘拐されてしまう。
彼女を救うべく、長髪を短く切り落とし動き出す主人公。
過去と自分の正体を隠して生きてきた彼の持つ悲しい過去とは?そして少女を救うことはできるのか?
おのん評
実はおのんが初めて見た韓国映画がこの「アジョシ」でした。
それまであまりアクション映画など見たことが無くホラーも流血も苦手だったのですが、見始めたら
バイオレンスバーン★
流血バーン★★
銃声バーン★★★
で何度も目を覆いました。めっちゃ血出るやん…
なんでこれを見たかって?ウォンビンオッパが好きだったからです。(単純)
いやでも、ウォンビンは本当に本当に痺れるほどカッコいいので、ウォンビン好きな人には超絶おすすめです!めっちゃ血が出るけど!
予告にもある髪を剃り落とすシーンと肉体美は必見。
しかし改めて振り返ると韓国映画デビューにしては刺激が強すぎました…
そういうの好きな人にはたまらないと思います…
※かなりグロ目です
※(何度でも言いますが)血と暴力シーンと銃声多いです
その他おすすめ韓国映画 =根強い人気作7選=
上に挙げた作品ほど多くを語れないため割愛しましたが、この辺も根強い人気を誇る作品です!
猟奇的な彼女 〜痛い、怖い、でも好き!!〜
だいぶ昔に見たので感想を覚えていないという...すみません...
国際市場で逢いましょう 〜近年の韓国映画名作TOP5入り間違いなし〜
良い映画だったはずなのに飛行機の中で見てしまって寝落ちたため自信を持ってオススメできない、という...今度見直します...(大馬鹿)
1987 〜勝つのは正義か、それとも権力か...?〜
一番最近見た韓国映画。
これもまた民主化運動をテーマにした映画で、3年半かけて作られた
目を覆いたくなるほど悲惨な場面もありますが、それもまた目を逸らしてはいけない歴史の一部。
「タクシー運転手」とはまた違った視点から観られてよかったです。ぜひ2作あわせてご覧ください。
※血、暴力シーンあります
建築学概論 〜根強いファンが絶えない純愛映画!〜
これまた根強い人気を誇る作品。
いい映画でしたがハマらなかったのは単に恋愛映画が得意じゃないからです。
7番房の奇跡 〜号泣必須、父と娘の物語〜
絶対泣くから見てないだけです。(「私の頭の中の消しゴム」トラウマ事件参照)
でも絶対いい作品。いつか見る。。。
殺人の追憶 ★ポンジュノ監督作品!
ポン・ジュノ監督の名を世に知らしめた作品。
実際に起こった殺人事件を基に作られており、これまた重い作品のため手が出せていないという...
でも見る価値は絶対あると思っているのでいつか勇気が出たら見ます。
復讐三部作 ★ポン・ジュノと並ぶ鬼才、パク・チャヌク監督作品
ポン・ジュノとともに韓国を代表する映画監督パク・チャヌク氏による作品集。
それぞれに関連性はないですが、どれもとにかくキツい・鬱と聞いています。
が、それは優れた作品故というのがまたなんとも...
こちらのサイトでそれぞれのあらすじがまとめられているので、興味のある方はぜひ。
終わりに:韓国映画のここが好きだ
さて、改めて「パラサイト」そして韓国映画の何がこんな好きなんだろう、と考えてみたのですが、
きっと「全てがリアル」なところが好きなんだろうと思います。
感情、情景、人間関係...
もちろん綺麗なものばかりではないですが、韓国映画のすごいところは、そんな人間の汚いところを思い切り汚く、黒いところは思い切り黒く、暗いところは暗く描くところだと思っています。
肉体的にも精神的にもそれはもう時にエグいくらい、目を背けたくなるくらいに。
徹底的に。
理不尽すぎる終わりの映画なんて絶望的に理不尽です、人間やめたくなるくらい。(ダメージ受けすぎ)
「母なる証明」や「復讐三部作」の様な作品がその代表例な訳なんですが、目を背けたくなるのに結局見てしまうんです。
あとは、気持ちいいくらいに振り切った作品を作るところも韓国映画らしいなと思います。
例えば「エクストリームジョブ」や「ベテラン」は、ラストのアクションシーンがこれでもかというほど痛快です。悪を悪として描き、徹底的にぶちのめします。
ある意味「私の頭の中の消しゴム」も、観客の涙を枯らしてくる勢いで泣かせにかかってくるか...
言ってしまえば、どれも極端なんです。でもなぜかわざとらしくない。
なぜなら、登場人物一人一人の人間性が際立っていて、温度感があるからだと思います。
ここまでにするのって、ものすごく観察力が必要なんだと思うんです。
そしてここまでするか?っていうくらいのこだわりを持って生み出される小さな小さなディティールを積み重ねてくる。
スクリーンを通しているから触れられないはずなのに伝わってくる温度感、質感、それらを生み出すための視線、姿勢、言葉遣い、トーン...
そしてその観察力を引き立たせるためのカメラワークや脚本が必要となってくる訳ですが、
この足し算がきっとポン・ジュノ監督は緻密で、天才的に上手くて、その最高傑作が「パラサイト」なんじゃないかなぁと思いました。
ものすごい作品に出会ってしまった2020年。歴史を塗り替えてしまった2020年。
これからの韓国映画がますます楽しみですね。
長々とお付き合いありがとうございました!!
【最後に小声でお願い】
昨日もだったけど最近職場でジェヒョンとパラサイトを布教しオススメしまくる謎の人となっている...変なオタク...
— おのん⁷ (@n_______n17) 2020年1月22日
現在、周りに見た人が少なく、パラサイト幽霊となっています...
見たよーって方、話したいよーって方、DMお待ちしております...
あと、この映画もオススメだよ!っていうものがあればぜひ!教えてください!!よろしくお願いします!!
アカウントはこちらです