こんにちは、おのんです。
とうとうD-0に近づきつつあるmi-casa FESTA 2020。
たくさんの関心と愛をありがとうございます!!!!!(言ってみたかった〜〜〜〜〜)
皆様からの感想や暖かいメッセージ、mi-casa一同とっても嬉しく思っております。
引き続き、お楽しみいただけたら幸いです!
さて、本日おのんがお送りしますは、いつかやってみたかったコレ...
独断と偏見で選ぶ好きなKPOPアイドルのダンサーたちを選んでみたよ
の回!です!
時々踊るオタクということも会ってmi-casaではダンス記事担当をさせていただいているワタクシ、うっかりKPOPの沼にハマったきっかけもダンスでして、
学生時代サークルの引退と同時にもう踊ることはないだろうなと思っていたダンスもうっかり社会人になり再開してしまったのもまたKPOPがきっかけでございます。
ただただ踊ること、そして踊りをみるのが好きなイチオタクの独り語りですが、
「好きなダンス/ ダンサーの踊り方の特徴」や「ここがすごいよKPOPのダンス」、
そして「漠然と感じる『この人のダンス好き』ってなんだろう...」と言った疑問へのヒントなど
ダンスをもっと楽しんでいただけるようなお手伝いができればな〜と思っておりますので、ぜひ動画を見ながらお読みください!
では、今回の登場人物たちをご紹介したいと思います!!
ご紹介するのはこの5名。\ドンッ/
SHINee TAEMIN
MONSTA X Shownu
PENTAGON KINO
わ〜〜〜いメインダンサーたちだよ〜〜〜
もちろん、もっともっと素晴らしいダンサーたち、KPOP界にはたーくさんいらっしゃるのですが、
諸事情(例:文字数)により今回はこの5名についてお話していきたいと思います。
いつか続編や女の子編も書きたいのでリクエストください(やめな)
またこの後みっちり解説していきますが、まずこの5人だけでも踊り方・スタイル・ジャンル、全てが全く違います。
誰が誰よりすごい!とか優れている!とか、そんな意図は全くございません。
あくまで私が好きなダンスとダンサーたちについて話したいだけで書いていますので、その点どうぞご留意くださいませ。
では本編をどうぞ〜
【BTS】JIMIN
かわいかっこいいよぅやっぱりジミンちゃんのダンスが好きだよぅ
— おのん⁷ (@n_______n17) September 12, 2020
はい。最推しダンサーです。(盲目ジミンペン大発動)
何を隠そう、この方こそ私をKPOP沼に突き落とした張本人。
表情、踊り方、滲み出る妖艶さ...私は、彼の踊りの全てが好きです。
これまでもTwitterやブログ記事でも「好き!!!!!!!」ばっかりで一体何が好きなのか全然書いてこなかったので
満を持して、ジミンの何がそんなにすごいのか、何がそんなに好きなのが解説させてください。
コンテンポラリーからストリートまで
まず、なんといっても彼の魅力はどんなジャンルでもどんなダンスでも踊りこなすところ。
これは最大の強みであり、ものすごいところでもあります。
というのも、BTSの曲そしてダンスのベースであるhiphopと彼がこれまで踊ってきたコンテンポラリーダンスとでは体の使い方が全く違うからです。
幼い頃からコンテンポラリーダンスを主として踊り、デビュー前には釜山の舞踊学校に主席で入学。
BigHitに入所し、ヒップホップグループ・BTSとして活動し始めてからは体に染み付いたコンテンポラリーダンスの癖を抜くため毎日深夜までダンスの練習に勤しみ、
睡眠時間はたったの3時間だったというのは有名なお話。
今となってはなんでも踊りこなしてしまうジミンちゃん。才能はもちろんあれど、それ以上の努力が、もう、、、(限界)
これは私の体験談なんですが、日々バーレッスンなどで叩き込まれる常に体の軸と背筋の伸びを意識し、音の流れに合わせて踊るバレエをベースとした舞踊と、
その軸の概念をぶっ壊して柔らかく、体の様々なパートを曲のリズムやカウントに同時に動かして踊るストリートダンスとを同時に踊るのってものすごく困難なんです。何もかもが正反対だから。
その両方を踊りこなすジミンちゃんは、やっぱりとってもすごいダンサーなのです。
そしてその真骨頂が、やっぱりBlack Swanだったのではないかなと思います。
Black Swanがいかにすごい作品だったのかはこれを読んでください...(息絶え絶え)
魂で踊るひと
Black Swan記事でも散々いかにパクジミンのダンスがぶっ刺さったか、についてお話してきましたが、
彼のダンスにより一層の華そして闇を添えてくるのが、魂。
時折こちらがうっ...と苦しくなるような踊る姿と表現力は、悪魔か何かに魂を売ったのでは...?と思ってしまうほど。
それを顕著に感じたのが、WINGS期、そしてLie。
BTS (방탄소년단) WINGS Short Film #2 LIE
初めて見たときのあの衝撃と言ったら。
踊っている時間は決して長くないのに、かつ細切れなのに、十分に伝わってくる感情。
自分の中の闇、苦しみと戦い、もがく姿、そしてそれを美しい舞に昇華する術...こんなダンサー、そうそういないでしょう...(号泣)
そしてしつこいようですがBlack Swan。
BTS (방탄소년단) 'Black Swan' Official MV
[지민 Bonus Ver.] 방탄소년단 Black Swan [Music Bank] 20200228
ジミンちゃん…モダン…コンテ…裸足…バレエ…黒鳥…羽…堕天使…
— おのん⁷ (@n_______n17) March 4, 2020
あんなに苦しそうに踊るジミンちゃん初めて見た 表現力云々ではないあの動き 苦しい
— おのん⁷ (@n_______n17) March 4, 2020
4月のBAN BAN CON見ながらも食らってますね...
ジミンちゃんの眼光......
— おのん⁷ (@n_______n17) April 18, 2020
なにに魂売ればこうなるのかジミンさんねぇ教えてよ
— おのん⁷ (@n_______n17) April 19, 2020
MIC DROPのような自分の静かな怒りを破裂させるような踊りから、LIE・Black Swanのような自己の暗さとの静かな闘い、
かと思えばIDOLやDynamiteの大サビセンターのような踊る楽しみ、喜びを爆発させるような踊りまで、
とにかくジミンちゃんの踊りの姿と化した魂に魅了されて仕方ないのです。
結局、アイドルであったりダンサーであったりプロはプロだってことはわかってるはずなのに一人の人間として見てしまうんだよねぇ でも苦しいつらいしんどい≠見たくない、ではない気がする今回...見るのに覚悟はするけどそれはジミンちゃんの本気に向き合うっていう勝手な正義感なのかもなと思った
— おのん⁷ (@n_______n17) March 5, 2020
彼、このように激重ペンを量産させる天才でもあるのですが(人のせいにすな)、
でもそれは彼の踊りへの本気度と比例しているからなのだと思うのです。
それもまた彼の魂、そして踊りのなす術。大好きです。
オレが好きなパクジミンの動画集
見所だけ箇条書きにしておくのでとにかく見てください(おーい)
Perfect Man [2015 MBC歌謡祭]
BTS - Perfect Man (Original by, SHINHWA), 방탄소년단 - Perfect Man [2015 MBC Music festival] 20151231
- 伝説のアイドル神話(SHINWA)の名曲・Perfect Manのカバーステージ
- 当時のBTSの曲とは全く違ういわば王道アイドル曲の新鮮さ
- 歌詞の切なさを表現する表情
- 普段彼らが踊らないLockベースの振付
- ぴったりと曲に合わせて止まるところは止まる、腕を伸ばし切る、など、シンプルな振付だからこそ際立つ基礎力の高さ
- 曲も振付も、好きです、個人的に
Boy Meets Evil/ Lie [2016 MAMA]
- j-hopeとのコラボステージ
- 筋肉をビートに合わせて弾くように動かして踊るpoppin'とコンテンポラリーダンスの融合
- 目隠し
- 目隠ししながらのターンをはじめとした圧倒的技術力
- 絶対悪魔に何か売ってしまった後のダークさ
2016 SBS歌謡大賞 オープニングステージ [2016 SBS歌謡大賞]
- 本領発揮
- 説明不要
- とにかく見て
IDOL [2018 Melon Music Awards]
- 本領発揮(2回目)
- IDOLと韓国伝統舞踊とを組み合わせた伝説のステージ
- とにかく妖艶、そして美
I NEED U [2019 Melon Music Awards]
BTS・j-hope
続いてはBTSより二人目のご紹介、j-hopeことチョン・ホソク。
ダンスのレベルにおいてはKPOP屈指の実力を誇るこの方。
前述のジミンとは出身のジャンル的にも対極ではありますが、彼もまた素晴らしいダンサーそしてアーティストです。
ストリートダンス×KPOP
"j-hopeといえばhiphop、"KPOPのhiphopダンサーといえばj-hope"
と言っても過言ではない、KPOPを代表するストリートダンサー。
それもそのはず、デビュー前から出身地・光州ではダンサーとして有名でした。
TMI:光州は優秀なダンサーを多く輩出することで有名。
初代SMエンタのメインダンサー・東方神起のユノも光州出身です。二人とも同じダンスアカデミーに通っていたとか。
たいていのKPOPアイドルの踊るダンスは"アイドル"と名前がつくこともあり、いくつかのジャンルを組み合わせた振付が多いこともあってかあまり特定のジャンルを踊り方から感じることはないのですが、
j-hopeに関してはしっかりとhiphop/popの基礎があってその上でhiphopベースのダンスを踊っていることもあり、彼ほどストリート色が強いダンサーはいないように感じます。
個人的には同じグループのジミンちゃんと比べてもこんなことを感じていたり。↓
例えばFake Love、踊りの中で苦しさを表現するとき、ホソクは苦しげな表情とヒットとメルトの緩急で表現していて
— おのん⁷ (@n_______n17) December 22, 2019
ジミンは歩くスピードと体重の乗せ方、首の角度(俯き加減)、手を置く位置で表現してることが多い
ホソクはわりとカメラを見るけどジミンは視線外すよね 胸が上向いてるから暗くはないけど
ジミンちゃんの表現力は踊りを叩き込まれる過程でひとつひとつ薄ーい鱗(?)みたいなものを積み重ねてきた結果で内から滲み出ていふぶん刺さる人には刺さりまくる気がするし、ホソクは「かっこよさ」を最大限に魅せるための努力をし続け積み重ねてきた結果ものすごいわかりやすくてかっこいい踊りをする
— おのん⁷ (@n_______n17) December 22, 2019
同じ振付を踊っていても、揃っていても、彼のダンスには節々にhiphopを感じます。おそらく今のKPOP界でhiphopを踊らせたら彼の右に出る人はいないでしょう。
そして絶対的メインダンサーでありながらそのダンスのレベルが向上し続けているのもまたすごいところ。
これはある日のこと...
#housedance #Practice #HopeOnTheStreet in JAPAN
— 방탄소년단 (@BTS_twt) February 10, 2018
WITH @KAZANE_KASAI pic.twitter.com/dcniTwn69v
え、#Practice...ですって...?
チョン・ホソクが、レッスンを...?受けている...?
なんとj-hopeさん、日本活動中にKAZANEさんという日本人ハウスダンサーのもとでレッスンを受けていたのです。
元ハウサーの私、当時あまりの衝撃に固まりました。この方、どこまでレベルを上げる気なんだ、と...
また、BTSというグループがhiphopをベースにしつつもどんどんと活動の幅を広げ、ダンスや楽曲のジャンルも多様化させていきながら、自身のダンススキルもどんどん磨いていくわけです。
何度も言うようですが、Black SwanなんてOUT of 専門なわけです。
それでも踊りこなし、自分のものにしてしまうその技術。あまりにすごいです。
踊るラッパー
さて、メインダンサーでありながらラッパーでもあるj-hope。
彼のラップからは、節々から跳ねるような、踊っているような、ダンサー特有の音の取り方を感じます。
聞いていると踊りたくなってしまうような、ビートの聞いた素敵なラップとして曲ばかり。
実際、BTSとしてのソロ曲は
MAMA → Just dance → EGO、とどんどんダンスの要素が強い曲に。
そしてj-hopeとしてリリースした待望のmixtapeではDaydream、Hangsang、Hope Worldをはじめ、全然異なる雰囲気のhiphop曲を収録。
ガッツリダンス曲として出しているものはなくとも、踊っている姿が想像できてしまうような、もはや曲が踊っている、そんなラッパーだと思うのです。
これだけは見て欲しいj-hopeの動画集
見所だk(以下同文)
American Hustle Life: Dance Battle [Mnet: BTS American Hustle Life]
- とにかく痺れる。いろんな意味で痺れる。(ぜひ動画全体ご覧ください)
- デビューから間もない頃の貴重な映像
- ダンサー・j-hopeの本気のバトルが見られます
Boy Meets Evil
BTS (방탄소년단) WINGS 'Boy Meets Evil' Comeback Trailer
- 闇ホソク
- もう言うことないです...
- とにかく見てください...
MIC DROP Steve Aoki Remix ver. [2017 MAMA]
[2017 MAMA in Hong Kong] BTS_BTS Cypher 4 + MIC DROP(Steve Aoki Remix Ver.)
- ピックアップするにはあまりにも有名なパフォーマンス。でもこれを見ずにj-hopeの魅力は語れない。
- 圧巻のダンスブレイク、チョン・ホソク、夢想してます。
- ダンスって言葉いらないなって本当に思う。ヘイターは黙ろうねって言うか黙るよねだってすげぇもん
Chicken Noodle Soup
j-hope 'Chicken Noodle Soup (feat. Becky G)' MV
- j-hopeの代表曲となったChicken Noodle Soup
- とてもキャッチーなダンスと振付、だからこそ際立つレベルの高さ
- ダンサーを"バックダンサー"にしない、ダンサーへのリスペクトを忘れないj-hope...惚...
おまけ:Jo Kwon "Animal"
実はj-hopeさんデビュー前にJYPの大先輩・2AMのチョ・グォンとコラボしているのです。(ほぼラップでですが)
Jo Kwon - Animal(feat.Jung Ho-suk aka JHope of BTS), 조권 - 애니멀(feat.정호석) Music Core 20120630
ホソクさんは2:20~あたりから登場しまーす
願わくば、EGOを、大きなステージで、燦々と太陽の光が降り注ぐ中で、早く見たい、です(泣)
SHINee・TAEMIN
はい。きました。
KPOPのダンサーはこの方を抜きには語れないでしょう。
SHINeeのテミンです。
なんか、紹介するのも申し訳なくなってくるほどの存在なのですが、でもやっぱりこの方抜きにKPOPのダンスは成立しないのです。
唯一無二
SHINeeの永遠のマンネ、それでいて絶対的存在のテミン。
彼のダンスの特徴は、「彼にしか表現できない世界がある」ということではないでしょうか。
言ってしまえば唯一無二の存在。
踊り方、存在感、空気感。どれをとっても、独特。
誰かにテミンのダンスは踊れても、これらはやっぱりテミンにしか作り出せないのです。
テミンのダンスは正直テミンにしか踊れないと思ってるし、例え完璧に振りが踊れても真似できててもなんか物足りないなぁと思ってしまうのだけど(BDはあえてクセを全部捨ててある意味黒子に徹していると思ってますこれはこれでものすごいことそして皆様もちろんレベル高くてかっこいいです身惚れます)、
— おのん⁷ (@n_______n17) February 5, 2020
今となってはKPOPを代表するダンサーといえば?と質問があれば絶対に名前が挙がるテミンさんですが、
元々はお兄さんがダンスをしていて、お兄さんに負けたくなくて踊り始めたのがきっかけだったそうな。
一番倍率が高く、過去に10人にも満たないSMエンターテインメントの土曜公開オーディションで見事合格を果たしたというのも有名なお話ですが、
もはやKPOPというジャンルの枠に囚われないダンスと圧倒的な表現力は、もはや存在自体が芸術...と思っています。
「MOVE」の衝撃
[TAEMIN - MOVE] Comeback Stage | M COUNTDOWN 171019 EP.545
なんといっても衝撃だったのは代表曲・MOVEでしょう。
まずは衣装。
ノースリーブを衣装として採用されることはあっても、どちらかといえばそれは筋肉や男らしさ、強さを強調するためのものでした(後にも出てきますが2PM、BEAST、MONSTA Xとか)
しかし、テミンの場合はソロ。
しかも、元の線の細さもあってか、「男らしい」という印象はなく、かといってフェミニンかというとそうでもなく...
それでいて妖艶で、ステージに立っただけで、バックダンサーを引き連れているだけで息を呑んでしまうような存在感、そして美しさ。
そう、テミンって「美しい」んです。外見はもちろんですが、それだけでなく、内側からの美しさ。
ステージを降りれば、フワッフワで、自由奔放なマンネ。
それが踊り始めるとスイッチが入り、目の色が変わる。
ここではあえて細かいエピソードは書きませんが、テミンを知っている人ならみんな思うはずです、「本当に同一人物なのだろうか」と。
そしてダンス。
MOVE、とても独特です。ジャンル?わかりません。(わからんのかーい)
基本的には「静」の踊りです。
特に前半はアイソレーションフル活用、肩と腰、そして腕を少しずつ動かしていき、必要最低限にしか踊らない。
それがだんだんと激しくなっていく、そんな振付です。
だからこそ空気感と雰囲気が肝になってくるのですが、振りは踊れても、他の人が踊ってもやっぱり「"テミン"のMOVE」にはならないのです。
ダンスが上手い人はたくさんいても、あの世界観を作り出せるのは彼しかいない。
そういう意味で、"テミン"という人はやっぱりすごいのです。
ダンスが上手い、ということ
さて、一言で"ダンスが上手い"といっても、じゃあ何がそんなに違うの?と改めて聞かれると、実は難しい質問です。
振りが正確、キレがある、アイソレーションができている、動きが大きい、表情がすごい、、、
全部全部、大事なダンスの要素です。でもこれって、ある意味基本でもあるわけです。
もちろん、基本はとても大事なのですが、テミンのすごいところは、周りを殺さないというところでもあるのかな、と。
テミンが属するのは、SMエンターテインメントのコンテンポラリーバンド・SHINee。
コンテンポラリーバンドってなんぞや...?と言いますと
音楽、ダンス、ファッションなど全ての分野において現時代に合ったトレンドを提示し、リードしていくチームのこと
出典: MountAlive SHINee|ARTIST|MountAlive
だそうで、確かに彼らは色々な曲、そしてコンセプトでこれまで活動してきました。
そして彼らが属するは天下のSMエンターテインメント。
歌・ダンスそしてビジュアル、全てのレベルがメンバー全員非常に高いわけですが、その中でも圧倒的なダンスの実力をテミンは持っているわけです。
一歩間違えば振りのレベルが段違いなことが仇となり浮いてしまう危険性があるにも関わらず、
テミンが入ることでグッと底上げされる、それがSHINeeそしてテミンのすごいところ。
例えばデビュー曲・Replay。
SHINee 샤이니 '누난 너무 예뻐 (Replay)' MV
時代...テミンちゃん髪型...
テミンのダンスを最大に生かしているのがラスサビのソロパート。
ここで「思う存分踊れ!!!!!」と言わんばかりの振りが与えられています。そしてそれが全体に締まりも与えられているわけです。
そして代名詞と言っても過言ではない名曲・Everybody。
SHINee – Everybody (SHINee WORLD 2014~I'm Your Boy~ Special Edition in TOKYO DOME ver.)
今となっては見ただけで毎回泣きそうになるこの曲。
見ているこちらまで倒れそうになるほどの運動量と全力のパフォーマンスで圧倒されますが、
こちらでもテミンを中心にしつつも全員のポテンシャルが最大に発揮されるような曲づくりそして構成になっています。
見所は2番終わりからダンスブレイクまでにかけてですが、ここはテミンがリードしつつ、5人で完成する作品なんだということを改めて感じるところでもあります。
SHINeeでもソロでも輝くテミン。
新曲が出るたびに注目が集まり、期待以上のパフォーマンスを返してくれる、あまりに素晴らしいパフォーマーです。
MONSTA X・Shownu
続いてはMONSTA Xの愛すべきリーダー、そしてメインダンサーのショヌさん。
彼は色んな意味で特殊だと思っています。
他のダンサーとは一線を画しているので、私も面白いなぁと思っておりました。ので、ショヌさんのダンスについて書けること、実はちょっと嬉しいのです。
筋肉!!
ショヌさん、そしてMONSTA Xといえば、筋肉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、衣装が心配になるほどの筋肉量そして布面積を誇る、KPOP界きっての体格の良さ。
Shoot Outでは身体全身の筋肉を細かく震わせる、あまりに衝撃的なイントロから「ワカワカ先輩」という名がついてしまうほど。
しかし、ショヌさんのすごいところはその筋肉が全く持ってダンスの邪魔をしない、というところなんです。
踊るにあたり、筋肉はとても大切です。
もちろん、衣装を着たり場合によっては露出したりする上で、筋肉は最高のアクセントになります。
一時期トレンドだった「野獣系アイドル」、2PMやBEASTなどを思い浮かべていただければ彼らの筋肉がどれだけ大切だったかおわかりいただけるかと。
あとはただ私が好きなこれを見てほしい(私欲)
MONSTA X - Mirotic (TVXQ!) Special Stage M COUNTDOWN 160526 EP.475
色気。色気。色気えええええ
そしてもう一つは「キレ」。
よくダンスの巧さを図る際に言われるこの言葉ですが、これは瞬発力、
つまり瞬間的にどれだけ身体を早く動かせるかということで、それには筋肉が必要なのです。
なので、ダンスの基礎練では必ずストレッチ、アイソレーション、そして筋トレを行います。
軸をしっかり作ることがダンスの肝、といっていいほど大切な体幹。
いつもダンスのお話で登場するアイソレーションはもちろん、ターンやステップを踏むにあたっても、体幹がなければフニャフニャだらしなく、つまりはカッコ悪くなってしまうのです。
ただし、逆にあまりにも外側の筋肉がつきすぎると、身体が重く見えてしまったり軌道の邪魔となったり、と
ダンスをする上ではマイナスになってしまうこともあるのです。
しかし、そうはならないのがショヌさんのすごいところ。
見るからに筋肉隆々にも関わらず、常にクールで、軽やかで、筋肉を味方につけつつスマートに踊るショヌさん。
それはインナーマッスルが使えているからなんです。
名前の通り、内側の筋肉、つまりは体幹など見えない部分の筋肉のことですが、ダンスをするうえでとっても大切なこの筋肉を、外側だけでなくしっかりと鍛えて使いこなしている、というのがショヌさんの強み。
これに加えて柔軟性もあることで、後述するしなやかなダンスになるのです。
スタイルの良さ
ショヌさん、とにかく大きいです。
高身長に加え筋肉もあるので、まず踊ったときに見えます。大きいです。
加えて、腕と足が、とにかく、長いんです。これは生まれ持ったものもあるかと思いますが、ダンサーとしてはとても恵まれていることかと。
モネク、写真で見てもまず全員でかい。かっこいい。
さらにショヌさんのダンスを大きく見せてくれるのが、手足の指先までしっかりと神経を通わせて踊っているということ。
コレも簡単なことではないんです。何故なら、大半の振付は腕や足など身体と筋肉の大きなパーツを使って踊るから。
指先まで綺麗、ということはそこまで意識して踊れている、つまりはレベルがとっても高いということなのです。
強さとしなやかさと
まずこの動画をご覧ください。
[King of masked singer] 복면가왕 - 'Okidoki' Identity 20180121
顔を仮面で隠しながら歌い、歌唱力を競う韓国の人気番組「覆面歌王」に出たときの映像です。
歌の実力を競う番組ですがさすがメインダンサー、しっかり踊ってます。
そしてめちゃくちゃにかっこいいです。
そりゃ女の子もキャー///♡ってなるよね。すんごいかっこいいもん。
そう、力強いのにとってもしなやかで、ひとつひとつの動きが滑らか。
筋肉からくる力強さと、柔軟性、それからテクニックを併せて振りを大切に踊ることで初めて生まれるのが、このレベルの高いダンスなのです。
モネクの振付の話になるんですが、彼らの曲って、意外と音どりとかディテールが細かいんです。
メンバーがみんな大きいこともあって動きが大きく見えるんですが、よくよく見るとなかなか細かいステップや動きが組み合わされています。
つまり、踊りこなすには相当のレベルが必要なわけです。
特に近年は華奢なアイドルそしてダンサーが多い中、ショヌさんのようなしっかりとした体格を持ったダンサーは今となっては珍しく、
それでいて高いダンスのレベルを誇るのは、もはや稀有です。
アイドル戦国時代、レベルの高いダンサーは増え続ける一方ですが、ショヌさんのようなタイプのダンサーは貴重ですし、もはや出てこないのではないかなぁと思ったりもしています。
PENTAGON・KINO
最後にご紹介するのはPENTAGONのメインダンサー・キノくん。
Road to Kingdomをご覧になった方は表情と感情表現が豊かな姿が印象的だったのではないでしょうか。
そうなんです、彼は情熱と感情豊かな子なんです。
歌うま芸人集団BTOBを有するCUBE Entertainmentにダンサー、あまりピンとこないかもしれませんが、素晴らしい子がいるんです…!
表情管理の鬼
まずはこちらの動画をどうぞ。
[Simply K-Pop] PENTAGON(펜타곤) - Dr. BeBe _ Ep.402 _ 022120
どうですか、この殺気立った顔。(褒めてます)
狂気に満ちた顔…!(褒めてます)(2回目)
PENTAGONにとってとてもとても大切だった活動曲Dr.BeBe、
曲の歌詞やテーマも相まって、本当に心を削るような表情で歌い踊るキノくんに鳥肌が立ちっぱなしでした。たぶんこの子も何かに魂売ってた。
一方でこの写真。
え〜主人公〜
コレはミュージカルの主人公〜!!
Road to Kingdomの2nd round、最年長のジノくんを見つめる顔でございます。
何が起きていたかはでこの記事を読んで、ね、泣いていただいて、、、
大好きなお兄ちゃんを見る、この愛に溢れた表情。
冒頭の動画の方と同一人物とは到底思えません…怖…(褒めてるんです)
表現力
豊かなのは何も顔の表情だけではございまません。
キノくんのすごいところは、踊りにも表情が見えるところ。
楽しそうなときは思いきり楽しそうに、
切ないときは切なく、苦しいときは苦しく…
こちらも一緒に感情が動いてしまいそうな、そんなダンスをする子です。
私が勝手に憑依系ダンサーと呼んでいる方々がいるんですが、(EXOのカイくんとか。だって普段と全然違うじゃん踊ってるとき絶対取り憑かれてるじゃん)
キノくんはその逆、新たな系統の憑依させてくる系ダンサーなのかもしれません…(なんじゃそりゃ)
私が特に好きで、みなさまにぜひ見てほしいのが、PENTAGONの代表曲・SHINEの終わり。
「ポッポ!」の歌詞に合わせた振りがあるんですが、ここのキノくんがドツボで好きなんです。
画質な
見てください。
この表情、首の角度、手の動かし方。
「次は何する?」「ポッポ💋(でしょ)!」の歌詞に合わせた照れ臭さと恥ずかしさ、
そして「やっちゃいなよ!」「キャー!」という聞こえない声までが全部含まれてるんです。たった1秒の、2つの動きに。
どうですか!この表現力!!
あまりにすごすぎてMBCさんが特集動画まで作ってしまうほどなんですよ。
[킬포장인] ★펜타곤 키노★ 킬링파트 모아보기 | PENTAGON KINO Killing Part Compilation
キレッキレな踊り
そしてキノくんのダンスの特徴として挙げたいのが「キレ」。
先ほどショヌさんのところでキレとは何かについて触れたとおり、ダンスのレベルを判断する大切な要素がキレなのでふが、
もうね、KPOPアイドルの中でも類を見ないキレの良さです。
例えるならカッターナイフのような、触れられるのなら、触れてしまったら、ピッッと切れてしまいそうな、そんな鋭さ。
ひとつひとつの動きがとても俊敏なんです。
例えばCritical BeautyのイントロソロやSHA LA LAのサビ。
PENTAGON(펜타곤) - '예뻐죽겠네(Critical Beauty)' (Choreography Practice Video)
[KCON 2019 JAPAN] PENTAGON - INTRO + SHA LA LAㅣKCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN
見ていただければわかるかと思います。説明も不要です。
とにかく、キレが、よいのです。
それでいてひとつひとつの動きに伸びがあり、無駄もない。
ダンスのレベルも高く、それでいて踊りと顔の表情も豊かなキノくん。
まだまだ若い彼が今後どんな風に、さらに素敵なダンサーになっていくのか、とっても楽しみにしています。
そして、PENTAGON、売れて〜〜〜〜〜!!!!!
終わりに
まず、ここまでお読みいただきありがとうございました!
悩みながら選んだ5人のダンサーたちでしたが、「好きなダンス」「ダンサー」と言っても、こうして見るとそれぞれの特徴は本当にバラバラだったと思います。
でも結論、何が好きなの?と聞かれたら、「表現力」なのかもしれません。
それぞれが自分が得意で、表現したいものを持っていて、かつ他のダンサー・アイドルと被らない。
そして一重に「表現力」と言っても、それは表情なのか、踊り方なのか、はたまた世界観なのか。
踊り方ひとつとってもストリートダンスなのか、技術のレベルの高さで圧倒してくるのか、はたまたコンテンポラリーで世界観を作り込んで攻めてくるのか。
そしてそれらに曲調やコンセプトが重なり、合わさり、初めて「作品」が出来上がり、
さらに、そのどれが見ている側にどう刺さってくるのか、だと思います。
沼落ちのきっかけもタイミングも、受け取る方の人によっても変わってくるし。
だからこそ、ダンスって見ていてもやっていても楽しいし、難しいし、それでいてとっても魅力的なんだと思うんです。
何より、「ダンスが好きだ」という気持ちが、「楽しい」という気持ちが踊りに現れている人、そんな人たちが踊るダンスが、私は大好きです。
これからアイドルのダンスを見るとき、こんなことを気にしながらみるとより一層楽しめるのではないかな、と思うので、どうか、これからも推しのダンスをたくさんたくさん見て愛してあげてください。
私のFESTA記事は以上です。
残りの企画もどうぞお楽しみに…!