でこです。
MAP OF THE SOUL : 7 'Outro : Ego' Comeback Trailer
公開されましたね。。。。。。。。。
私が待ち望んでいたJ-HOPEがそこにはいました。。。。。。。。。。。。。。。。!!!!!!!!!!!!
音楽性や歌詞、公開初日に感じた色々なことを備忘録としてまとめておこうと思います。推敲をあまりしていませんので読みづらいところがあったらすみません。
- MAP OF THE SOUL : 7 'Outro : Ego' Comeback Trailer 初視聴所感
- 黒人音楽とJ-HOPEの親和性
- 決して希望に溢れていない歌詞:アイコンとしてのJ-HOPEとは
- J-HOPE=救いのエンターテイナー
- 余談:細かすぎて伝わらないここの洋楽発声が好きだポイント
MAP OF THE SOUL : 7 'Outro : Ego' Comeback Trailer 初視聴所感
防弾を追うか止めるかの瀬戸際だった
カムバスケジュールに記されていたEGOの文字。
MAP OF THE SOUL: PERSONAが公開された時点から、その次にはShadow・Egoが控えていることは容易に予測されました。ユングですね。
SUGAが担当するInterlude:Shadow、先行シングルのBlack Swanが公開されましたが…
重
無理
PERSONAが小さな幸福に満ちたパッケージだったので、その次に控えるアルバムが重い暗い辛いのは覚悟はしてました。永遠の愛を誓ったDNAからFAKE LOVEという手のひら返しを経験していましたのでねビッヒほんま躁鬱か?
ですが…Shadowはあまりにも辛かったんです。公開初日、本当に苦しかった。防弾を追うのをやめようかとすら思った。(詳しくは後述)
ティザー曲が2曲あるとのことで、EGOはホソクが担当だろうという予測が濃厚でした。
ホソクのティザー曲といえば、稀代の名盤・WINGSの頭を飾るIntro: Boy meets Evil。
希望が大きいだけ、影は深い。。。。
そう思って、今回のEGOも相当な覚悟をしていました。表裏一体のパフォーマーであるj-hopeという存在に惚れ込んでいるオタクだから、激重ティザーが来たらいよいよ立ち直れなくなってしまうだろうと。
BTS (방탄소년단) MAP OF THE SOUL : 7 'Outro : Ego' Comeback Trailer https://t.co/9kiWq6BzGA
— でこ (@decoranger_neo) 2020年2月2日
涙が止まらない
ラテンだった………!!!!!!!!!!!!!!!!!サンバだった……!!!!!!!!!!!!!!!
闇を抱えたパフォーマンスも十二分に消化してくれるし、それも彼の確かな魅力の一つであることは間違いないです。それでも、それでも私は希望の伝道師を求めていました。眩しすぎる光に涙が止まらなくなりました。質の高いパフォーマンスは、時としてあまりにも胸を打つ。苦しすぎるくらいのまばゆさがたまらない。
黒人音楽とJ-HOPEの親和性
一聴して「サンバだ!!!!!!!!!」と騒いだものの、最近流行りのアフリカンビート(”ドンツカドンカ”のリズム)がベースだったり、ダンスステップのジャンルはハウスに近かったりと、ひとつのジャンルで括る事の出来ない楽曲だなという印象が聴きこめば聴きこむほど強くなりました。
特に思い起こしたのがStevie Wonderの名曲・Another Star。
テンポ感、高揚感、ソウルフルな熱、、スピリットを表現するにはうってつけの曲調ですよね。
黒人音楽とj-hopeといえば過去にも代表例が。そう、WINGSに収録された初のソロ曲・MAMA。
まさかK-popでゴスペルを聞けると思わず、初めて聞いた当時ひっくり返った思い出があります。
サンバ、ジャズ、ソウル、ファンク、ゴスペル、などなど黒人の音楽文化を根底に持つ、いわゆる「ブラックミュージック」と称されるジャンルは少なくないですが、どれも共通しているのが「アフリカのダンス文化やジャムセッション」というルーツ、加えて「奴隷制の中の希望、そして解放」という精神。
これって、等身大の淀みや苦しみを表現したMOS7の楽曲の中での希望、そして防弾少年団というグループの中でJ-HOPEという「キャラクター」が担う役割と合致する気がします。ただ明るいだけの希望ではない。苦しみあってこその解放、影あってこその光。そんな大きなイメージの具現化として、ブラックミュージックはJ-HOPEの手段であり、BTSの手段なのかと推察しました。
たいそうなこと言ったけど、私はジャズやファンクをそれなりに通ってきた人間でして、シンプルに彼の表現する希望の曲が好き。曲調が明るければ明るいほど、完成されていればされているほど、その輝きに憧れるし、心を打たれて涙が出ます。
決して希望に溢れていない歌詞:アイコンとしてのJ-HOPEとは
とはいえ、まさか明るいだけのお祭りソングで終わるまい…一夜明けて、決死の覚悟でYouTubeに載っている英訳詞を確認しました。
I go back every day / To me of yesterday / To the life of giving up / I let myself go away.
But in this world, you know / There are truths unchanged / Time rushes ever forward / There’s no ifs, buts, or maybes.
Almost forgotten memories return / Touch of the devil, fateful recall / I still wonder, why did they beckon again.
Every day ask me, guess it, whip it, repeat oh / Nothing that will change, so / I lock it up again, close.
‘How much love? How much joy?’ / Soothe myself and stay calm, alone.
Yeah I don’t care, it’s all / Choices by my fate, so we’re here / Look ahead, the way is shinin’ / Keep goin’ now /(Ready set and begin)
That way, way, way
Wherever my way
Only Ego Ego Ego
Just trust myself
Life not of J-Hope but Jeong Ho-Seok flashes by / It must have been full of regret with no hope till I die / My dancing was chasing ghosts / Blaming my dream, asking why I live and breathe.
Oh my God (God, God God)
Uh time goes by / Seven years of anguish come out finally / Oppressions all resolved / Into my heart come answers from my most trusted.
‘Only one hope, only one soul’ / ‘Only one smile, only one you’ / Definite answer to the truth of the world / Only one and unchanging me.
Right.
Now I don’t care, it’s all / Choices by my fate, so we’re here / Look ahead, the way is shinin’ / Keep goin’ now /(Ready set and begin)
That way, way, way
Wherever my way
Only Ego Ego Ego
Just trust myself
Way I trust
Way I go
Became my fate
Became my core
Hard it was
And sad it was
Still reassured and
Made me know myself
Map of the Soul
Map of the All
That’s my Ego
Map of the Soul
Map of the All
That’s my Ego
Life not of j-hope but Jeong Ho-Seok flashes by
やっぱな!!!!!!!!!!!!!!!
BTS (방탄소년단) MAP OF THE SOUL : 7 'Outro : Ego' Comeback Trailer https://t.co/9kiWq6BzGA
— でこ (@decoranger_neo) 2020年2月3日
覚悟して英詞みた、、、つら!!!!!!!!!!!!!!!!!しんど!!!!!!!!!!!!!!!!!ああああああああああああああああああああああああああ
j-hopeというキャラクターの至上命題でもある「自身」と「ステージ上の偶像」の乖離について。ここでもしっかり触れてきましたね。
脚がガクガクして歩けなくなった……これはホソクの諦めとジェイホープの覚悟の曲だね……私の「推し」そのものだ……
— でこ (@decoranger_neo) 2020年2月3日
世界を股にかける大スターとして上り詰めた結果、一体いくつもの「チョン・ホソク」を諦めてきたのだろう…私たち一般人の想像には到底及ばない苦労があったことでしょう。エンターテイナーを志したその日から自分の言動・行動・交友関係ひとつひとつに細心の注意を払い、クリーンなイメージを保つことを心がけ続けた彼だからこそ、グループの形を守る梁として、「表の顔」の役割を与えられたのだと思います。
そんな彼の本心が初めて形になったのは、2018年にリリースされたミックステープHope Worldにて。
彼自身の口から、1曲目のHope Worldと2曲目のP.O.P (Piece of Peace), Pt.1は「J-HOPE」として世間から求められている曲、続くDaydreamはチョンホソク本人の葛藤を描いた曲だと明かされています。
音源のセールスや記録、グループのコンセプトという縛りから一線を引いた、自分を表現するために発表されたミックステープで、「J-HOPE」の二面性は明かされることとなりました。
一方で、今回の曲EGOはBTS名義での発表。それも、アルバムを締めくくる位置にくるだろうと予想されるアウトロ曲です。
BTSという重すぎる看板を背負う7人。RM、JIN、SUGA、j-hope、JIMIN、V、JUNG KOOKと自身との乖離について、思えばここ1年くらいはホソク以外のメンバーの口からこぼされることも少なくありませんでした。7年かけて作り上げられた「J-HOPE」というアイコンを借りて、これが僕らの運命だと、これが僕らの人生だと、LOVE YOURSELFとは異なるようで根底を同じくする、等身大の彼らの決意…そんなメッセージを感じました。
Right Now I don’t care, it’s all
Choices by my fate, so we’re here
Look ahead, the way is shinin’
Keep goin’ now
これから待ち受けている道も決して平たんではないだろうと思います。後戻りのできない険しい一本道。それでも、その先が輝いていると言ってくれて本当に嬉しかった。
BTS名義のアルバムを締めくくる曲によく持ってきたね……うわああああああああああああ カタルシスでしにそう
— でこ (@decoranger_neo) 2020年2月3日
J-HOPE=救いのエンターテイナー
もうこれは過去に何度もツイッター等で言ってきたことなのですが、私は「アイドル」が好きです。「エンターテイメント」が好きです。
限られた人にしか与えられない立場を手にしたのなら、燦然と輝いていてほしいんです。本当だったら苦労も見せないのが美徳だろうと曲解してしまうくらいに。*1
だから、Interlude: Shadowは本当に苦しかったんです。オンステージを辛いと言われてしまうと、一体どんな気持ちでパフォーマンスを見ればいいのかわからなくなるから。
Shadowリリース日、あまりにも辛くてまとめた文章は下記に寝かせています。かなり極端な発想なので、Twitterフォロワー様以外には非公開にしてあります
ボロボロに荒み、彼らを見届けることに二の足を踏みかけたその時、このEGOによって私は救われました(宗教じゃないよ)
ジェイホープというエンターテイナーは、色々心の奥底に思うところあれど、それすらもパフォーマンスとして昇華させてくれました。本当はその役割を負担にしか思っていないかもしれない。それでも露呈させることなく全うしてくれる、そのプロフェッショナルなアーティストとしての生き様が大好きです。
余談:細かすぎて伝わらないここの洋楽発声が好きだポイント
Now I don’t care, it’s all / Choices by my fate, so we’re here
ここのHereの空気の含ませかたがですね!!!!!!まずネイティブじゃないとしない発声方法なんですよ!!!!!!口を横に広げる【イ】の発音じゃなくて、ある種クイーンズイングリッシュ的な、上あごに音を響かせるような伸ばし方!!!!!!耳がいいホソクのことだからお手本を真似してこの発声に行きついたはず、、、、、、仮歌うたったの誰なんだろう、、、、、、、、、クレジットジュセヨ、、、、、、、
以上、取りとめないままですが終わります。
*1:個人的な話になりますが、私もバンドをやっていた人間の端くれとして、ステージパフォーマンスにはとにかく全力を注いでいました。見てくれる人が楽しんでくれることが第一、マイナスな感情の共有はしない…だからこそ、J-HOPEに共感するのだと思います。