こんにちは、のんです。
2本記事投稿してから気づいた、2つとも全然新しい曲じゃない。(遅)
ということで今回は2019年リリースの曲でダンス記事を書こうと思ったのですが、振り返ると今年はヨジャパワーがすごかったですね。
年初からTWICEの妹分ITZY、新生EVERGLOWが現れ恐ろしくキャッチーな曲を出し、負けじとMOMOLANDがまたしても中毒曲を生み出し。4月にはカムバ大戦争でBLACKPINKとTWICEがぶつかり、合間にCHUNGHA、SUNMIなどソロで活躍するお姉さまが曲を出し、宇宙少女や公園少女が順調に力を伸ばしはじめ。APINKやGFRIENDなど実力派が曲を出したかと思えばレドベルちゃんがとんでもない曲を出し...
長くなってきました。要は男→女ときたので次はナムジャドルの新曲で記事を書こうと思ったけど、振り返ればヨジャが無双してるんじゃ...て思ってYouTubeでヒット曲まとめ聞いてたらやっぱり圧倒的にヨジャ曲が多かったってことです。
やっと出てきたナムジャ曲は確かにうっすら書きたいと思ってたやつ...でも連チャンで同じ事務所だしな...と一瞬ためらったけど、えーいやっぱり書きたいので書くよ!!!(なげえわ)
PENTAGON「SHA LA LA (신토불이)」
[PENTAGON - SHA LA LA] Comeback Stage | M COUNTDOWN 190328 EP.612
すうっ...
なぜ一位取れない??(だから静かにして)(みんな思ってるって)
本当に一位が取れなかった意味がわからないくらい歌もダンスも素晴らしい曲だと思います。まじCUBE
もともとかっこいい曲だということは存じあげておりましたが、リリースから半年経って初めて練習動画を見てそのかっこよさにおったまげた系ダンスなので熱量大きめでお送りします。
踊り
そもそも全員が普通に踊れるのが普通にすごい。
ダンスのレベルが高いKPOP。
もはやKPOPアイドル=ダンスが上手い、という前提がありますが、人間の集まりですしよくよく見ているとそんなことはないので(こら)、
全員が普通に踊れてしまっているというのは実はすごいことだと思うのです。
つまり、9人全員が上手いPENTAGONは多分もともとのレベルが相当高い。
この時期、怪我でキノがいないからかヨウォンが要所でセンター張っているのですが、すごく気合いが入っているのが表情からも読み取れてすごくかっこいいなと思いました。特にラスサビの最後。
キノがメインダンサーだということはペンタの踊りをきちんと見るようになってから理解したので、そもそも全員が踊れているから初めは誰がメインなのかわからなかったんですよね。事情を知らなければ普通にヨウォンがメインダンサーだと思ってただろうし。
もちろんキノが入ったバージョンはかっこよさが増す、というかバランスが整って全体的に締まるのだけど、いなくてもカバーしきれているのがすごいなと思います。
JAPANESE ver. (キノ参加)はこちら↓
PENTAGON - SHA LA LA (Japanese Performance ver.)
見比べると面白いし圧倒的にキノセンターが多いです。やっぱ上手い...
けどラストはヨウォンとのダブルセンターはダメですか... (センターの意味よ)
これは良い悪いではなく、魅せ方の違いだと思うのですが、
たとえば防弾やEXOは絶対的ダンサーがいてそこに目がいくように構成と振りを作っていることが多いから少し踊りがお苦手なメンバー()がいてもあまり気にならないけど、
ペンタって個々というよりは全体に目がいくんですよね。全員が踊れるからこそ為せる技かなと。
人数構成的には3グループともあまり大差ないので、同じ「ダンスが上手い」でも違いがあって面白いなと思います。
あとすごいのはあれだけの身長差があるのに揃って見えるところ。実力の表れだよなぁ。
構成
こんにちは、構成大好k(ry
構成を語らずにダンスは語れません。ということでお話させていただきます。
SHA LA LA に限らずですが、ペンタは構成が凝っているものが多い気がします。
これとか↓
PENTAGON(펜타곤) - '빛나리(Shine)' (Choreography Practice Video)
久々に見たけど革新的だったよね...色々書きたいけど思うことが多すぎるんだよな...
この頃は10人だったし、思いきって全員を踊らせないところが結構多かったりします。最初を5人→5人にしてみたり、曲中で1人以外全員ハケさせたり。
8~10人グループって決して少ない人数ではないけれど、SEVENTEENとかTHE BOYZとかみたいに人数を生かした構成づくりができるほど多くはないから地味に構成が難しい気がしていて。
そこをペンタは絶妙な位置にメンバーを置くので、時々9人以上に見える時もあって「!?」となります。
例えば、1人を囲むようなところは周りの人の空間を広目にとっていることで多く見せたり、逆にあえて被せてみたり。
個人的に「おおー!」となったのは1番サビ終わり〜2番Aメロにかけてのところ。
サビで結構広がっていたところをキュッと真ん中に寄せ、カノンで高低差つけてウソクパートに繋げ、
1人だけ群から離したと思ったら左右対称の同じ振りをしながらまた一つの群に戻って今度はセンターにくる。
おっしゃれ〜〜〜〜〜!!!
というかそもそもここの振り付けと音の取り方が大好きすぎるのでこのまま振りの話に繋げますね!!(どうぞ)
振り付け
実はこちらの曲、振り付けは日本人がされております。
その名もs**t kingz。日本を代表するダンサーの皆様です。
私がご説明するのもおこがましいのでぜひGoogleソンセンニムにそのすごさは聞いてみてください。マジですごいです。
蛇足ですがシッキンの皆様、これまでもいくつかKPOPアイドルの振付をされています。
これとか↓
らんみらい!あは!
さて、SHA LA LAの韓国語版は「シントブリ」なんですが、こちらは漢字で書くと「身土不二」。
仏教用語でこういう意味だそうで ↓
つまり人間の身体と土地とは切り離せない、という解釈から人間その土地のものを食べようねという地産地消の意味で使われることが多いようですが、元は
仏教で、身(正報)と土(依報)の二つは切り離せないということ
(出典: デジタル大辞泉 https://kotobank.jp/word/身土不二-538615)
だとか。SHA LA LAはこっちぽい。
ということで仏像、千手観音っぽい振りを入れたそうな…言われてみれば…?
それさえオシャレに仕上げてしまうあたりがさすがシッキン…ホクホク...
あとは、構成にも振りにも緩急がしっかりあってはああああああスキー!!!!!!となります。
特に2番のBメロはじめ、5-4に分けて踊るところ、曲の半ばしかもここでこう音取っちゃう?! 1×8ずつでパート割っちゃう!!?となりました。洒落乙にもほどがある。
あと2サビの3エイト目から一列になるところ。ラスサビ一列はよくあるけど曲中のユニゾンで入れちゃうかぁ...好き...(一列大好き芸人)
そして全体的にですが音の取り方が…天才的…
1サビとラスサビ終わりの音の取り方と、ビートに合わせた肩打ちの振りがもーーーう痺れる。シンプルなんだけど、シンプルだからこそ際立つかっこよさ。好きすぎる。
あと各ソロの活かし方ですね。特にラップパート。
ユウトパートは前半フリーで全員違うことをやっていて(しかも毎回違う)、そのあとも1カウントを二個ずつとるのだけざっくり決めていて、広げたところをキュッと寄せる。
そこから繋がるウソクパート。3人→5人→全員と踊る人数が増えていくところ、割とユウトパートのラストがフリーで位置どり決まってないように見えてそこから整っていく感じと、後ろから前へ出る感じがすごく好きです。
構成にしても、振りにしても、さりげないんだけど各メンバーの良さがとってもとっても際立っていて、ペンタちゃん( ;∀;) 今までダンスちゃんと見てなくてごめんなさい( ;∀;) 好きです応援します( ;∀;) となりました。
その他好きポイント
※以下、生産性なんてオプソです。
・ど頭
フイverキノver、どっちも違ってどっちも良い。強いて言えば若干キノは余裕があって、フイは挑発してる感があるかなぁ。
あと、ペンタのダンスは種類分けをすると
- 正統派 (=オリジナル振りに忠実): ジノ、ヨウォン、ユウト
- 表現派 (=自分の踊り方が現れやすい): フイ、キノ、 ホンソク
- 手足派 (=存分に長さを活かす): ウソク、イェナン、シノン
3パターンに分かれる気がしているので、系統が似ている2人だからなお良いのかも。
・ジノくん
持ち上げちゃったね。斬新。天地創造みたい。あれ?テーマ仏教じゃない?
ピアノの音に合わせてゆっくり音とるの好きです。
・サビ①: 千手観音振り
ジノフイヨウォンキノが細かく首で音取りつつウェーブ入れてます。技術。
あとそのあとの腕振るとこ、ジノが一瞬肩で音取ってるのとアイソレ入れてます。技術。
・サビ②: 急に細かくなる振り
それまで割と1カウントずつで取ってたのにジノパートで一気にステップが細かくなるのうおおってなるし一切声がブレないチョジノすげぇ。そして割とすぐに落ち着く緩急も好き。
・上にも書いた1サビ終わりのウソクパート直前、3人だけターンするのがお洒落さを加速させている気がする。
いや〜書いた、書いた。
好きな曲と好きなダンス、書くことが止まらなくなりますね。抑えようとは思うもののどんどん文字数が増えていく...
思った以上に色々考えながらダンス見てんだなと思いました。へへ。(めんどくさいオタク)
あと、上にちらっと「キノやっぱ(ダンス)上手いわ...」と書いたのですが、ところでそれはなんでだ?と思っていろんなペンタの他の曲も見てみて思ったのが、キノは身体全体(というか節々?)でリズムを取りながら全力で楽しそうに踊るからかなぁと。
これまで「そもそもダンスが上手いってなに?」と聞かれることがあってもうまく説明できずモヤモヤしたことがあったので、いつか分析記事を書きたいと思います。
あとメンバーのダンスパターン分けも初めてやってみましたがおもしろかったです。他のグループとかでもやってみたい。
いろんな発見があるので文章を書くってとても勉強になりますね...
そしてタイトルにもありますが、PENTAGONはおばけ軍団なので、妥当な評価を受けていないな...と思うのが本当に歯がゆいところです...
そもそもペンタゴン(五角形)の名の通り「ボーカル/ラップ、ダンス、チームワーク、タレント性、マインド」の五つを全て満たし、
歌が抜群に上手い(かつ名曲作成マシーンの)兄2人を筆頭に踊れるメンバーが揃っているので、スペックおばけの集まりなわけですが...
Shineもロングヒットしたし、SHA LA LAでいよいよ大爆発しても良かったのに!もっともっと売れて評価されてもいいのに!
歌うまおばけと成人長身男性にカエルの歌とか歌わせてる場合じゃないヨ
というかBTOBにしろCLCにしろPENTAGONにしろ、才能の塊抱えまくってるのに...U&CUBE FESTIVAL 2019の映画館上映で改めて感じたよ...CUBEさんマジでお願いします...ぐすん...
改めてSHA LA LAを見返したのですがやっぱりカッコいいポイントに溢れすぎていて大好きな曲だったので、これから本腰入れて応援しよう、と思った次第です。
そしてPENTAGONの音楽に関してはきっといつかでこちゃんすやちゃんが詳しく書いてくれる(と信じている)のでぜひそちらをご覧くださいね!(投げた)
Apple Musicはこちら↓