こんばんは、すやです~
実は私はKPOPに落ちるまではインディロック、インディポップと呼ばれるジャンルのバンドを愛聴していました…。
そこで!今回は兼オタとして、韓国のインディ音楽のお話をしたいと思います。
KPOPじゃないけど!!!あぁ~お願いページ閉じないで~!!KPOPに近いものも入れておきましたので!!
とりあえずはまず一推しのバンドの曲をおいておきます。(iTunesとYoutube両方貼っておくね!)
*インディロック・インディポップとはなんぞや?って方、いるかと思います。詳しく説明すると長くなるので超簡単に書いておくと「大衆性と離れた独創的な音楽性を貫いている音楽」です。言葉にするとなにやら小難しそうですが、要するにまあ色々自由ということですね…。商業音楽ではないのでケーポップ界隈でよくある「歌詞が審議通らない!」とかもない、ミクテと概念近いと思っておいてください(適当パラダイス)
インディミュージックは「こういう音楽だよ」という定義がやや難しい音楽ジャンルなので、とりあえずは以下で紹介する音楽がそうなのね?ふーんくらいの認識で大丈夫!私も厳密にこれはインディロック、これは違うって判別できるわけではありません!!(しかもいわゆるインディじゃないやつも混ぜた)(ごめんなさい)
韓国にはKPOP以外にも豊かな音楽世界が広がっているよ、というお話。
インディロックオタクの話を少しだけ
私の好きなインディロック・インディポップのバンドは、だいたいアメリカやイギリス、つまり英語圏のバンドが多いです。バンドからの数少ないツイートに一喜一憂し、来日情報を掴んではライブに行き、と出来る限り追いかけていました。
その辺のバンドには「カムバ」という概念がないので、新譜をひたすら待ち、音沙汰がないと思えば実は消滅していたこともしばしば…なんて感じです。
好きなバンドが自然消滅、もしくは掘り当てたバンドはすでに解散、なんてことを何度も経験し…。(沈黙)
それなりにインディミュージックを追いかけていたわけですが、その中に韓国のバンドもいくつかあり。ヒョゴとかセソニョンをいいなぁ〜と思って聴いていました。
ただ、本生息地が英語圏インディだったので、「韓国インディ」として掘ったことはなく。個として「あ〜〜いいバンドだな〜〜」と聴いていだ感じです。
韓国インディバンドが熱い
KPOPにハマる直前くらいに、来日していたシンガポールのインディポップバンド「Sobs」のライブに行きまして。
アジアンインディって熱いな?!と思ったのが韓国インディに注目し始めた直接の要因でした。
はちゃめちゃにエモくてドリーミーなシンガポールのバンド。最高だから聴いてね↑
アジアのインディシーンがかなり熱いんですよ!!!!実は!!!!!!!
Sobsの初来日公演をみて、かなり熱くなったテンションのまま、アジアンインディを掘ろう!!と決意。まずはお隣の国、韓国のバンドを改めてちゃんと掘るのもいいなあと思っていたんですが・・・・・・・・・・。
ちょっとバタバタして情熱を燻らせていました。
そしてその約2週間後、ブログメイトのでこに突然KPOPアイドルの沼にドーン!!!!!と突き落とされ、その衝撃で6ヶ月くらい忘れてました。
それからKPOPばっか聴いてたわけですが、2019年夏、「ケーポップも好きだけどインディミュージックも聴きたい!!!」という個人的な波がきたので衝動でディグり、雑なプレイリストにまとめました~ ゎーぃ!
でこが精度高すぎ神KPOPプレイリストとその記事をあげてくれているので、私のコードとか調とか音とか何にも考慮していない「好きな曲を(しかもアーティストごとに固めて)適当に並べただけクソ雑プレイリスト」を公開するのはかなり恥ずかしい限りなのですが・・・。
下記のインディミュージックを紹介するのには必須なので恥を忍んで載せてみます。
54曲という中途半端さ・・・。1アーティスト2〜3曲でまとめました。贔屓してるバンドもあります。随時おすすめをぶち込んでいるので今後も増えます。
韓国のインディバンド・インディアーティストをざっくり紹介するよ!
プレイリストに沿って、全15アーティストを非常にざっくりと紹介します!
私も韓国インディは初心者なので、自分で聴いた感じの感想を交えつつ、調べてわかったことも織り交ぜていくよ〜
Say Sue Me(セイスーミー)
THE インディロック~!(&曲によってはサーフロック)て感じの釜山を拠点とする4人組バンドです。
オーガニックかつきらめきのあるギターサウンドと英語がそんなに上手じゃないところ(ディスってないよ!)がHomecomingsにちょっとだけ似ている気がする。
ホムカミもいいぞ~!日本のバンドです↑
プレイリストの最後に突っ込んでる「Coming To The End」はYo La Tengoとかのああいう曲(6~7分あるやつ)の系譜だと思う。
こういう曲。私は「ありがとうソング」と呼んでいます↑
Japanese Breakfastのフランス公演での前座を務めていたり、影響源としてYo La TengoやPavement、Seamといった90年代USインディバンドをあげていたりと、インディロックファンの私にとってはまあ嫌いなわけがないバンドです。すきでしょ!!
Sesoneon(セソニョン)
私がこよなく愛するグルーヴが桁違いな3ピースバンド。弘大(ホンデ)出身バンドです。ソユンちゃんの個性的なボーカルはハスキーなのに抜けが良くて最高です。あとギター上手い。
サマソニで初めて生で聴けたんですが、最高でした泣いた叫んだ ソユンオンニ~~~~!!!!泣/
エモーショナルな音楽が好きな人、あとサイケデリックロック、シンセポップとか好きな人には刺さるのではないでしょうか。(適当)
ちなみに、兵役に伴ってベードラ*1が抜けたのでプレイリストに採用しているEPは1期、ベードラが変わって再始動した今を2期と勝手に(※本当に勝手に)呼んでいます。
再始動したときのカムバックTeaser。ソユンちゃんが変わらずかっこよくて泣いた…↑
デビュー前からVOGUE誌が「注目の新人」としてピックアップしたり、坂本龍一が推してたり(そしてご飯に行く仲になる)、デビューライブに先輩バンドのHYUKOHがサプライズで前座出演したり、Yogee New Wavesと2マンやったり、”The Wave”という曲を防弾少年団のRMがプッシュしたり、何かと多方面から推されているバンドです。かっこいいもんね。(贔屓)
「わたしたちはEP1枚しか出してないバンドです」ってサマソニのMCでも本人が照れ笑いしながら言ってたんですが、ほんとにEP1枚でここまでやってきたんか?!って感じ。再始動したので近々新譜出すみたいです。カムバだね!!!!やったー!!!!
★2019.10.04 追記:新曲がでたよ!!!!!!!アルバムも待っています!!!
[MV] SE SO NEON(새소년) _ go back(집에)
ADOY(アドイ)
アーバンな感じの男女4人組シンセポップバンド。2017年に突然現れて、韓国にシンセポップサウンドを広めた存在らしいです。こちらも弘大出身・・・!
もともと他バンドで活動していた4人が集ってできたバンドらしく。サマソニ出演経験者もいるのだとか。新人バンドだと思ってたけどそうでもないみたい。
男女ツインボーカルで、曲によってメインが変わるのが良い。80年代を意識したちょっとレトロなサウンドとメロディラインがおしゃれで綺麗。大衆性も兼ね備えたバンドですね~。
Tempalayと対バンしてたみたいですし、日本のシティポップ愛好者は好きなのではないでしょうか!私はシティポッパーじゃないのでツボかはわかりませんが…。
あとジャケがアニメっぽくて可愛い。
ソウルミュージックアワード2019にも出演していた実力派バンドです。
SILICA GEL
ソウル芸術大学の学生を中心に結成されたバンド。ドリームポップ、サイケ、あれ?これはフォークっぽい…?とまぁ多彩なサウンドだなと思っていたら、バンドメンバーのうち楽器担当の5人がそれぞれ作曲しているらしく。そのせいでジャンルが多岐に渡っているみたいです。
MVがとち狂っててやばい。
ちなみにメンバーの兵役の関係で現在は活動休止中。カムバック待ってるよ・・・・・。戻ってきてね…。
Kiha & the faces(チャン・ギハと顔たち)
「チャン・ギハと顔たち」と読むらしいバンド。弘大(ホンデ)出身バンドです。10周年である2018年に解散してしまいました…。デビューして2008年に出した「安物のコーヒー」は韓国で社会現象になったとか。
その辺りと言えば、2007年は少女時代、KARA、超新星、Wonder Girls、2008年はSHINee、IU、2AM、2PMがデビューするなどまさに第1次(?)KPOP戦国時代・・・。その中で社会現象を起こすなんて恐ろしいインディバンドですね・・・化物か?
70〜80年代の韓国ロックやフォークから影響を受けたユニークな音楽が魅力です。なんだか独特な哀愁もあり、身近な出来事を達観した視点で語る歌詞もよい。
韓国を代表するバンドといっても良い存在らしい。
「安物のコーヒー」が入ってるアルバム『何事もなく暮らす』は曲名がぜんぶゆるくて良くて好きです。
ManjuPocket (만쥬한봉지)
え???倉橋ヨエコ?????
・・・最初聴いたとき本当にびっくりしました。
似てると思うのは私だけ??↑
普通にインディ女子のお手本みたいな曲(インディロック〜て感じの曲)もあるけど、やっぱヨエコみのある曲の魅力が強いなと思います。
HYUKOH(ヒョゴ)
93lineの天才オ・ヒョクが率いる韓国インディ界で今一番であろう4ピースバンド。全員1993年生まれの弘大(ホンデ)出身バンドです!
世界的に人気があり、いろんなアーティストがファンだと公言しています。今年(2019年)フジロックにも出てましたね。見たかった…な…。
ジャンル横断的な音楽が魅力だと思います。インディロックぽくもあり、ソウルとかR&Bのブラックミュージックの素養もあり。とにかくかっこいいので聴いてくれ!!!としか言えない。一昔前に韓国のSuchmosって呼ばれてたのは今も許してない
ギタボでトラックメイカーのお兄さん(オ・ヒョク)、坊主頭で見た目怖いけど曲おしゃれなの!!!よろしく!!!!
プレイリストにはおしゃれな曲ばっかりつっこみましたがこういう勢いのある曲もかくよ↑
So!YoON!
sesoneonのフロントマン、ソユンのソロプロジェクト。セソニョン1期が解散したあとにやっていました。
バンドだけでなくいろんなサウンドに挑戦したアルバムはソユンのいろんなサウンドクリエイト面が楽しめて良い。この子ほんといろんな曲作れるんだな…。
↑MVもあるんだよ
ゲストボーカルを呼んでコラボしてる曲が多いです。
The Black Skirts (검정치마)
在米韓国人ジョ・ヒュイルを中心に結成されたインディポップバンド。ジョヒュイル以外のメンバーは頻繁に変わります。(ジャミロクワイ的な?ちがうか)
ぜんぜん新曲が出なかったのでファンから" 일해라 조휴일 " (訳:働けジョ・ヒュイル) なんて言われてたこともあったみたいです。本人も認識してるくらいファンの中では流行したフレーズらしく・・・韓国ファンダムってつくづく強いな・・・
なんとこのバンドYGエンタ所属らしい(笑)
と聞くとごりごりしたヒップホップみのある曲が多いのかと思ったでしょ?真逆です。
繊細な美メロ曲が多く、聴いていて癒されます。
★2019年10月13日に東京・青山月見ル君想フで初来日公演やるらしいよ!!!めためた行きたかったけども私は行けません・・・・・・沈没
▼ライブ情報
https://storywriter.tokyo/2019/09/10/1864/
Humming Urban Stereo
イ・ジリンさんのソロプロジェクトで、毎度ゲストボーカルを迎えて楽曲が制作されるエレクトロポップバンド。
とかく力が入りがちなKPOPのなかで珍しいチルアウトサウンドな曲が多いです。渋谷系に影響を受けたらしく、韓国の渋谷系ミュージックの第一人者さんです。
韓国では一昔前に流行ったって感じなのかな?曲は出してるみたいですが・・・。
でもこういうのっていつ聞いても良いよね!懐古厨なので!!
一番最近の曲貼っておきますね。
(これおそらくインディではないな…)
Neon Bunny
エレクトロポップ・シンセポップ女子!
前述のバンド「The Black Skirts」でキーボードをやっていたイム・ユジンちゃんのソロプロジェクトです。80年代のエレクトロポップミュージック、PhoenixとLadyhawkeを愛好し、日本のポップスカルチャーで育ったらしい。
オリエンタルなサウンドを織り交ぜながらダウナー気味なシンセポップを展開する。
ベッドルーム・ポップとでもいうのでしょうか?メロウでドリーミー。深夜に聞きたいですね。
アルバム『Stay Gold』はどの曲聴いても心地よい~~~!良盤だと思います。
Single「지금(NOW)」では、韓国語・日本語・英語を織り交ぜた歌詞とオリエンタルな魅力がたっぷりな曲となっています。
プレイリストにはいれてないけど おすすめだよ!↑
Okdal(屋上月光・オクサンタルピ)
癒しの女性アコースティックデュオ。柔らかい歌声と日常を切り取った歌詞が魅力です。曲ごとに編成を替えながら2人とも歌うし弾く。
ドラマのOST(サウンドトラック)参加が多いのも特徴です。韓国ドラマよく見る人はアッ知ってる!って人も多いはず。(これもインディじゃない気がしてきたな・・・でも韓国インディーとして紹介されてるの見かけたからいいの)
キロロとか女性アコースティックとか好きな人は響くんじゃないでしょうか?心にすっっと入ってくる音楽です。疲れたときに聞きたい。
↑緩くて優しいライブ動画
Bye Bye badman
同じ町内の高校生で結成した5人組バンド。なかよしだね。
曲によってはちょっとガレージっぽさもあってよい。もともとは90年代初期のThe Stone Roses、Oasis、The CharlatansなどのUKロックの影響を受けているらしいです。
アメリカの大規模音楽イベントSXSWにも出演経歴のある実力派。そしてやっぱり弘大(ホンデ)出身バンド!
アルバムによってかなり楽曲のカラーが違うみたいです。トレンドと自分たちのカラーを融合させるのが上手いみたい。つまりまだ私も掴めていません
↑これはガレージぽさゼロの電子音系楽曲。のんきなイラストMVがかわいい
O3ohn(오존)
オゾン(韓国語読み:オジョン)と読むらしいです。まじで日本語で書かれた情報がない。
とにかくギターの音が良いのでずっと流しておけそう。
わたしはこれをひたすらバックグラウンドで流しています。
SURL(ソル)
全員1998年生まれの4ピースバンド。若いね・・・
こないだNulbarichの韓国公演でオープニングアクトを務めたみたいです。韓国でも期待を集めるルーキーバンドだとか。ブリティッシュロックやブルースが音楽性の基盤なんだって~
プレイリストにはいれてませんがこういう曲もあります。
↑こういう切ない爽やかエモみたいなのやらせたら優勝!ってバンドいるよね
★こちらのバンドも2019年11月26日に東京・LIVE HOUSE FEVERで初来日公演やるらしいよ!!!ミツメとツーマンです!!!いくぅ
▼ライブ情報
https://storywriter.tokyo/2019/09/12/1985/
まとめに代えて:韓国インディバンドの聖地、弘大
まあ普通にショッピング観光地としても有名な弘大です。
韓国一の美術大学「弘益(ホンイク)大学」周辺に位置する弘大(ホンデ)エリアは、アートや音楽などの創作活動を行なう若者たちが集まるサブカルチャーの発信地。
大通りはもちろん、路地裏には個性的なショップやカフェが立ち並び、次々とニュースポットが誕生するのでいつ訪れても新鮮!クラブやライブハウスも多く、深夜までにぎわいます。
https://www.konest.com/contents/hot_report_detail.html?id=1550
上述のインディアーティスト紹介でもちょこちょこ出てきたと思いますが、弘大出身バンド・・・熱い・・・!!!!
チャンギハと顔たち、ヒョゴ、セソニョン、ADOY、Bye Bye Badman・・・・・・たくさんのインディミュージックを生む町。
下北みたいな感じなの、かな?もうちょっと掘り下げてみたいところです。
早くライブハウスに行きたいなあ~
まとめてて気づいたけどやっぱインディーミュージック好きだ!
Written by.
すや
*1:ベースとドラムのことだよ!