年の瀬ですね、アニョハセヨ!!!!!
エンタメ業界におけるコロナウイルスの影響をひしひしと実感せざるを得なかった2020年。
一時期はお通夜状態で悲壮感が漂いまくっていたものの、その後逆境を蹴散らすような名作がガンガン発表され、結果としてK-Pop業界にとっても非常に意義のある一年になったと思っています。どの立場?
ということで!!今年もやります、集合知ブログ年末特別企画!!
MMA 2020 (mi-casa music awards) 開催で〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!
本家MMAとは一切関係ないよ!ごめんて!ごめんて!
- 2020年のKPOPシーン、勝手に総評
- Best New Artist Award <新人賞>
- Best MV/Artwork Award <MV・アートワーク賞>
- Best Performance Award <パフォーマンス賞>
- Best Album/EP Award <アルバム・EP賞>
- Best Song Award <楽曲賞>
- Personal Awards <個人賞>
内輪ノリの忘年会ネタなので私利私欲のみにて構成されたアワードです!各種ルールはこちら!
受賞対象
2020年1月1日〜12月31日の間にデビュー/カムバックした、韓国にて音源・音盤発売実績のあるアーティスト
受賞項目
- Best New Artist Award <新人賞>
- Best MV/Artwork Award <MV・アートワーク賞>
- Best Performance Award <パフォーマンス賞>
- Best Album/EP Award <アルバム/EP賞>
- Best Song Award <楽曲賞>
- Deco/Non/Suya Personal Award <個人賞>*1
昨年実施時と同様に、折角内輪で開催するイベントなので、本家アワードには無い賞も入れてみました。
それでえっと・・・・毎回で恐縮なんですが・・・・・・・ベストアーティスト賞が無いのはですね・・・・・・その・・・・・・えっと実は私たち3人ともですね・・・・・・・・防弾少年団のオタクでして・・・・・・・・・・受賞はBTSですおめでとうございましたごめんなさい
そして今年を代表する曲としてやっぱりDynamiteは外せないのですが、ここで選ぶのはあまりに興がない・・・!ということで楽曲賞殿堂入りはBTSのDynamiteですありがとうございました(楽曲賞選出から外しています)
(mi-casa festaの時に3人とも共通テーマで記事書いたしね…)
さて、以下のMMAでは1部門につき、一人最高3ノミネートまで可能にしました。だって選びきれなくて・・・エエエン・・・
まずは今年の総評から!お楽しみください〜
2020年のKPOPシーン、勝手に総評
でこ
若手ドルシーンではPRODUCE X 101・X1出身勢のデビューが相次いで、まさに「ナムドル新人群雄割拠時代到来」って感じの印象でした~!プエクの履修が済んでたお陰でまあ楽しかった。後は功罪あれどRoad To Kingdomの存在感は大きかったなと思う。
ニュートロブームは個人的に感謝しかないです。ブラックミュージックだいすき。かつては電子音一辺倒だったKポップ音楽シーン、来年も引き続きサウンド面の進化が期待されます。
のん
Coming soon...
すや
とにかく下半期に良曲リリースが多かった年。POPシーンだけでなく、K-HIPHOPそしてK-indieまで粒揃いだった。そしてニュートロがまだまだ精力的にシーンを占めていた感じ。あとは今年の終わりから段々と生音ロックテイストな曲が台頭してきた印象があります。エモロックバイブスブーム来い!!!(念)
「慰めになる」「元気をもらえる」ような前向きな音楽や寄り添うような音楽が多かった気がします。OSTがかなりよかった(好みだった)のも印象的でした!
Best New Artist Award <新人賞>
YouTubeプレイリストにまとめてみました。
2021年にガンガン成長していくであろう新人グループたち!ミカサ新人賞はこれをチェック!
でこ賞
- CRAVITY
- MCND
- DRIPPIN
でこ総評:
私の中での新人賞トップはCRAVITYちゃん。スタシから新人がデビューするんですね~~へ~~ほ~~と思っていたらフォロワーさんにプエクことPRODUCE X 101を激推ししてもらい、GWに完走した(詳細こちら)結果まんまとクレビのオタクをこじらせました。CD買ったしペンミも見た。推しはジョンモたゃと、最近ヨンテが来ている。
X1に選抜されたヒョンジュン・ミニの02lineが顔かと思いきや、プエク未出演メンバーもゴリゴリにスキルビジュアル一級品で度肝を抜かれます。空白期って言葉本当に知らないんだろうな…というくらいデビュー以降永遠に活動し続けているのがすごい。若い。Cloud 9は誰になんと言われようと今年の名曲。そんなクレビちゃん、年明け早々2021年1月にカムバ予定です!
2020年年明け一発目にプレデビューし、そのラップスキルの高さに度肝を抜いたのがTOPメディア所属の新人・MCND。正月早々プレデビュー曲TOP GANGのステージ映像がふとTLに流れてきて(なんだこのグループ・・・・・・えっ新人!?!?)と驚いたのが懐かしい。
ラップメンバーに注目が集まりがちですが、実はボーカルラインのミンジェ・フィジュンがなかなかに芸達者で、どんなスタイルの曲にもきっちりメロディをはめてくるのが地味推しポイントです。nanana期辺りで歌メンの良さに気づいて追い始めました、生歌プラクティスがとにかく凄い。あとは新人らしく雑食に先輩ドルカバーをこなしてるのも好き。こちらも1月カムバ予定!
プエク組からもう1グループ、DRIPPIN!番組を見ているときウリム勢はノーマークだったものの、完走後練習生ユニットなどを勧めてもらい(ユンソンの女からめちゃくちゃマシュマロを貰った)、ようやくデビューにこぎ着けた頃には彼らの魅力の虜になっていました。
なんと言ってもデビューアルバムのBoyagerがとにかく良い・・・!タイトル曲のNostalgiaはFull8loomという作曲家チームがPDを手がけ、ヨンジュン先生擁するFreemindが振り付けという、これでもかと最新Kポのトレンドを取り入れているので未チェックの方はぜひこちらから。サブ活動曲のOverdriveもたまらん爽やかサウンドで最高です。
のん賞
- TREASURE
のん総評:
おのんが選んだのは、大型新人アイドルTREASURE!(おのんが、Y...G…???と思った方、はい、正解です、実はちょいちょい聴いてます)
わたくし、会社の同期に根っからのYGペンがいるんですが、彼女がTREASUREのデビュー当時「ヨクシYG🥺」とストーリーで呟いてましてて。そっからYouTubeに飛んで初めて観たのですが「ヨクシYG…!!」となりました(なんだそれ) 久々に笑ってしまうほどの(褒め言葉)ゴリゴリのYGサウンド満載のI LOVE YOU、最高でした。
やっぱYGってすごい、こんなラブリーなジャケットなのにサウンドがまずYG、ラップもYG、サビもアウトロもとってもYG https://t.co/aL3ZJdBAYi
— 🌼おのん⁷🌼 (@n_______n17) September 22, 2020
あまりにも衝撃だった
だって「ノル サランヘ (訳:君を愛してる)」というシンプルかつ甘い言葉と強すぎるエレクトロなメロディとかがものすごい相反してるんですもの。もっとこの台詞ってしっとりしてるサウンドが合うもんだと思ってた…ヨクシYG…(何度でも言う)そしてやはりそこはYG、さすが彼等、ラップがめちゃくちゃに上手いですね…!!この曲は早くクラブに行って爆音でいい音で聴きたいです。切実に。「YG宝箱」時代からその名を知られ、本来であればもっと早くデビューするはずだった彼ら。いろいろな大人の事情で一度はデビューが白紙になりかけたものの、無事に世に名前を知られるようになってよかったです。来年以降はもっと活発に活動していくのかな。これからが楽しみですね。
すや賞
- MCND
- aespa
すや総評:
ラップが好きなのでMCNDはやっぱり外せないかな…?という。ラップの実力がずば抜けてレベチで度肝を抜かれました。Stray Kidsのスリラチャ(※ラップライン)を見たときと同じような衝撃。ボーカルがしっかり歌上手いのも、ダンスが上手いのも好印象です。もっともっと活躍の場が広がるといいですね〜!詳しいことはでこがしゃべっているので割愛します。
あとはやっぱりSMのオタクとしてaespa(エスパ)に触れないわけにはいかないでしょう・・・。炎上で始まり、倫理観を疑うアバターコンセプト、過去の霧散していったSMヨジャグルたちのトラウマと現在渦中のレッベル先輩たち・・・などなど、懸念事項が多すぎたデビューとなりましたが、やっぱりBlack Mambaのパフォーマンスを見てSMドルの実力レベルの高さに唸らされました。わたしの推しはSMルキズの最後の生き残りとしてずっと頑張っていたニンニン!!そしてスーパーひょうきん美少女ドルのウィンターちゃんです。ウィンニン可愛い。最高。彼女たちすっごく人間的な魅力が多い破天荒ドルな気がするのであのアバターコンセプト早々にSMが諦めて消え去らないかな…
あとデビューが遅れたせいで初速が出なかったので惜しくも受賞はしませんでしたが、MAMAMOO姉さんたちの妹グループ、PURPLE KISSに期待!!!日本人ラッパーのユキちゃんやメボの子たちの圧倒的実力に早速痺れ散らかしています!!2021年の動向に注目したい!!
Best MV/Artwork Award <MV・アートワーク賞>
選出作品をYouTubeプレイリストにまとめました!!ぜひ、ご覧になりながらお読みください〜!
今年も秀逸なコンセプト、ビジュアルアートワーク、映像作品が豊作だったね!
でこ賞
- THE BOYZ: CHASE
- NCT: RESONANCE
- A.C.E: HZJM The Butterfly Phantasy
のん賞
- GFREIEND: Apple/ MAGO
のん総評:
のんからの受賞はGFRIEND(ヨジャチング)!アートワークはApple、MVはMAGOに!
陽か陰かで言ったら圧倒的に陰なと思っているGFRIEND。
これは決して暗いとか悪い意味ではなくて、他のアイドルにはない魅力に繋がっていると思うのですが、SMからビッヒへと移籍してきたミンヒジン氏により大爆発した気がします。
ニュートロが流行った今年、レトロはレトロでもまさかのディスコ(ファンクではなく、ド・ディスコ。80年代。ミラーボールギラギラ)コンセプトで勝負してきたヨチン、最高だったと思います。
同じレトロそしてビッヒレーベルでも、アメリカンな防弾に対しアジアど真ん中なのも面白かった。
Korea (Tiffany) | 100 Years of Beauty - Ep 4 | Cut
↑韓国もこんなんだったらしいので
めちゃくちゃスタイルがいいのをモロバレにしてきたとこもまたニクイ…!
すや賞
- Stray Kids: "神메뉴 (God's Menu)" COMEBACK Teaser
- NCT: "Make a Wish" MV, Styling, Artwork
- LEE HI: "HOLO" MV
すや総評:
今年強烈だったMV・アートワークを語る上でStray Kidsの神메뉴は絶対に外せないでしょう。まずTeaser(だと思われる)「Cooking VIdeo」で度肝を抜かれました。あんなトンチキTeaser誰も見たことないだろ その後も料理コンセプトを貫き、衣装もエプロンを着用。界隈では「今日の前掛けは何色だ?!」と話題になるなど、他グルのオタクをも惹きつけるトンチキコンセプト+実力派パフォーマンスで、コロナ禍の時代にしっかりとフロアを沸かせたカムバックになりました。
そしてそのStray Kidsとタメを張る勢いで凄まじい映像とアートワークで魅せてくれたのは、やはりNCTのMake A Wishじゃないでしょうか!!これはもう贔屓目ではなくあまりに鮮烈だったと思います。アラビックで不可思議な模様コンセプト、エキゾチックな雰囲気を纏った楽曲に相応しい極彩色のビジュアル、仄暗い中に浮かび上がる輝くアイドルたちの響宴、怪しげなライティングと画面処理・・・SM、やればできるじゃん!!!!これが見たかったんだよ!!!(SMオタクたちの絶叫)装飾過多でも消化しきるSMドルの実力とポテンシャルにも頭が下がりました。
地味目な枠、作り込まれたストーリーMVとしては、イ・ハイちゃんのAOMG移籍一発目の楽曲「HOLO」を推したいです。わたしの周辺のドルオタ界隈ではあまり話題になってはいませんでしたが、現実と幻想を行き来するハイちゃんの美しい姿と考察を呼んだストーリーのあるMVは必見です。曲もとってもいいのでよかったらぜひ。
Best Performance Award <パフォーマンス賞>
ここからは本賞の発表です!!!!まずはベスト・パフォーマンス賞から!
でこ賞
- Red Velvet - IRENE & SEULGI: 놀이 [Naughty]
- YooA (OH MY GIRL): 숲의 아이 [Bon voyage]
- ONF: It's Raining
今年はオマゴルの食わず嫌いを克服できて本当に良かった。当初カーストトップのキラキラ女子集団こゎぃょ・・・だったんですが、何って曲が良い…!!
OH MY GIRLから初のソロ活動となったユア。デビュー曲、Bon voyageのパフォーマンスはまるでディズニープリンセスの映画を見ているかのよう。ガールズグループからのソロデビューは大抵バラードかセクシーお姉様路線になりがちですが、ここまでコンセプチュアルな世界観を完成させてくれたWMエンタには頭が上がりません。ユアたましか勝たんよ。
YooA(유아) - Bon voyage(숲의 아이) @인기가요 inkigayo 20200913
こちらは賛否両論物議を醸したMnetのグループ対抗プログラム・Road To Kingdomのパフォーマンスから。THE BOYZのDanger(原曲:テミン)と最後まで迷ったのですが、ONFのIt's Rainingを選びました!!ピ先輩の原曲に、持ち曲Completeのエッセンスを交えつつマイケル・ジャクソン風に仕上げたのがとにかく素晴らしかった。
コロナウイルスの影響により、当初予定されていた観客入りのパフォーマンスではなく、出演者同士の投票+動画再生数での評価付けとなり、審査が進むにつれて各グループが勝ち残るための戦略的な演目や投票が増えていったロトゥキン。そんな中で純粋な「エンターテイメントの楽しさ」に立ち返り、ド派手で華やかなパフォーマンスを見せてくれたONFチームには拍手しかありません・・・!
Road to Kingdom [풀버전] ♬ It's Raining - 온앤오프 (원곡: 비) @3차 경연 너의 노래 200604 EP.6
のん賞
- NCT 127: 英雄 [Kick It]
のん評:
サビ振りポイントダンスのインパクトの強さ、華やかなパフォーマンス、そしてなによりコンセプト消化の見事さ。3月にリリースされた曲ですが、正直ダンスに関しては1番印象が強いかもしれないです。
何度考えてもこれはやっぱりNCTにしかできないなと思うばかり。全員分ダンス分析したのが懐かしいね…(遠い目)
ソンチャンとショタロウくんを迎えてさらにパワーアップしたNCT。
来年はますます忙しい一年になるのかな…怪我と体調にだけは気をつけて、パフォーマンスを楽しんでほしいです(老婆登場)
すや賞
- SEVENTEEN: HOME;RUN
- IZ*ONE Panorama
- MOONBIN & SANHA: Bad Idea
すや評:
いろいろ悩みましたが上二人と被らないどころを。
まずはやっぱり劇場型アイドルSEVENTEEN圧巻のミュージカル風ダンスHOME;RUN!!!レフライ(Left & Right)の方が売れた印象はありますが、パフォーマンス大賞としては、大人数グループの強みを存分に見せつけてくれたHOME;RUNを取り上げたいです。わたしはカラットではないのですが、これこれ!こういうのKPOPアイドルで見てみたかった!と大興奮でした。この振付をこのクオリティでお届けできるところがさすがセブンティーンですね。
めちゃくちゃ迷いましたが、ヨジャグルとしてはIZ*ONEのPanoramaに一票。有終の美を飾らんとする姫たちの宴に涙し、その美しい群舞に痺れました。腕を使うフォーメーションダンスが特徴の一つでもあるこのグループ。人数の多さを持て余すことのないダンスにどんどん進化していったその成長スピードにも拍手。「異国の姫博覧会」とも呼ばれていた構成も好きでした。
本当に短い期間でしかカムバ活動をしなかったのですが、これをあげなくては2020年終われない!!!今年最も聞いて見た曲の一つがASTROからユニットデビューしたMOONBIN&SANHA(ムンビンとサナ)のBad Ideaです。甘辛のバランスが絶妙な最強シンメユニット!色気のあるセクシーな衣装なのに品もある雰囲気、グルーヴのきいた絶妙に洒脱な楽曲、最高です、全人類見て!!!!!!!!!!!!
殿堂入りアーティスト(勝手に)ということで選外にしましたが、やっぱりBTSのBlack Swanは個人的に衝撃の大きいダンスで。今までなかったバレエ・モダンの要素をきちんと基礎から取り入れつつ、芸術的に昇華した素晴らしいステージだったな、と思いました。あとはヨジャグル枠で最後まで迷ったMAMAMOOのAYA/Dinngaカムバ!!実力とともに華と個性の強さも併せ持つ彼女たちにしかできない最強のステージだったと思います。大拍手!!
Best Album/EP Award <アルバム・EP賞>
でこ賞
でこ総評:
イリチルの意欲作:Neo Zone。フルアルバムとしてはここ数年のKポ界屈指の完成度では? と鼻高々になってしまうくらい、とにかく最初から最後まで音の作り込みが完璧な一枚でした。Elevator(127F)のチーン♪という軽快な音で幕を開け、インパクト抜群のタイトル曲・英雄、ニュートロ感性あふれるDreams Come Trueに至るまで、R&Bを主軸に据えたレトロサウンドのパッケージとして飽きることなく楽しめます。
こちらの記事にて本アルバム一曲毎の解説、さらにはNCT世界観の考察までまとめておりますので未読の方は是非ご高覧下さい!
当ブログでも「2020年上半期ベストアルバム!!!」と太鼓判を勝手に押させて頂いたのが、NU'ESTのEP・The Nocturne。
昨年のMMAでも同じくニュイのThe Tableをベストアルバムに選出しましたが、そちらのアルバムが昼のニュイとすれば、こちらは対照的に夜のニュイ。彼らの持つ洗練されたフューチャーな魅力が、様々なジャンルにまたがりつつも一貫したテーマの元収められている至高のEPです。眠れない夜にはこちらのアルバムを頭から聴くのがでこ的ルーティン。
前作のSPARKから一年以上が経過し、10月にようやくカムバックしたJBJ95の新譜・JASMIN! 長らく待ち続けたチャックンはもちろん、耳の肥えたKポファンも唸らせる作品に仕上がっていました。
流行のディスコファンクをベースに仕上げたタイトル曲のJASMINもさることながら、きらびやかに始まりを飾るSHADUBIDU、絶対優勝オルタナロックTELL ME、シティポップベースのSeoulite、耳に優しいアコースティックサウンドONLY ONEと、収録曲のラインナップも至高。5曲という非常にコンパクトなEPですが聴き応えは抜群の一枚です。
のん賞
- BTS: "Map of the Soul: 7
のん総評:
防弾少年団の集大成、と言っても過言ではないアルバム。タイトル曲の「ON」のこの世に生きる全ての人に温かく強いメッセージはもちろん、ラップラインのUGHやユニット曲、そして珠玉のソロ曲の詰め合わせ。
リリースされた時は2020年がこんなことになるとはきっと誰も思わなかった。その後起こったいろんな出来事があわさって、各曲を聞くたびにいろんな風景と思い出とか頭に浮かびます。
何度でも聴きたい、その度に色々なひとを抱きしめたくなる、本当に大切なアルバム。これを引っさげて回るはずだったワールドツアー。そのことを一番悔しく思っているのは他でもない7人本人たちなはずですが、我慢してきたたくさんの感情と言葉を、出していいんだよ、と言ってくれているように思えてきます。
あとはコンセプトフォトが全部最高でしたね…うちにある最後の晩餐ポスターは家宝です。
すや賞
- YUKIKA: Soul Lady
- MINO (WINNER): Take
- MAMAMOO: Travel
- jeebanoff: GOOD THING. (remix)
- GOT7: Breath of Love:Last Piece
- Crush: with HER
- BAEKHYUN: Candy
- 威神V: Awaken The World
すや総評:
今年は本当に音楽的に作り込まれた名盤が多く全然絞り込めない!!!というわけでギリギリ被らないあたりで絞りましたがうーん本当に粒揃いでしたね…。
YUKIKAは韓国でシティーポップ歌手として活躍する日本人歌手。Soul Ladyは日本のシティーポップをベースにおいたエモーショナルかつ洒脱なサウンドで、界隈でもかなり話題になり、一時期いろんなメディアでも取り上げられていましたね。70年代後半から80年代半ばのディスコミュージックからシティーポップへと消化されていった日本の音楽シーンをバックグラウンドに持ちながら、それをKPOPの文脈で表現したYUKIKAちゃんに一票を。
今年まごうことなき名盤としてあげるならばやっぱり外せないな…!と思ったのは、WINNERのMINOが出したソロ盤、TAKE。推しグル関係なく、音楽に敏感な人は全員聞いていたんじゃないかというくらい大注目かつ大満足のアルバムでした。ミノくん死ぬほどラップがうまくてかっこいい…。ZICOと同じくアイドルとKヒップホップ界の垣根を飛び越えていくアーティスト志向のラッパーですね。
あとは選べなかったので、たくさんたくさんあげてしまいました。MAMAMOOのTravelは、タイトル曲が注目されていましたが、1曲目のインディテイストな曲からバラードまでさまざまなジャンルの要素を組んだ珠玉のアルバムだったと思います。jeebanoffのGOOD THING.リミックスアルバムは界隈で大いに話題になりました。リミックスが原曲盤を超えていく稀有な例だったと思います。GOT7のフルアルバムBreath of Love:Last Pieceカムバは、さすが7年を目前にした熟年のアイドルと言わんばかりの貫禄と爽やかさを兼ね備えたものとなりました。ガッセの専売特許とも言える清涼セクシーを感じさせる名盤だと思います。韓国でもかなり人気のあるR&B歌手、Crushが兵役に際して出したアルバムwith HERもかなりの名盤だと思います。あとはやはりEXOのBAEKHYUNによるソロ盤Candy。さまざまなコンセプトに染まりつつベッキョンらしさを出すことができる彼の表現力はやはりすごい。最後に威神V(WayV)の1stフルアルバム、Awaken The Worldに触れさせてください。彼らのポテンシャルを存分に生かしきった傑作となりました。ジャンル横断性のある彼らの可能性に拍手を。そしてもっと活躍してくれることを願って!
Best Song Award <楽曲賞>
でこ賞
でこ総評:
2020年に最も印象に残った出来事のひとつ、PENTAGON念願の1位受賞。デビューから苦節4年間、時には「1位から縁遠いアーティスト」と揶揄されながら、紆余曲折を経てようやく勝ち得た1位。その記念すべき一曲は、彼らの魅力が最も引き立つ、荒削りで切ないオルタナティブロックサウンドのDaisyでした。
語弊を恐れずに言えば、Shineでのヒット以降ずっと路線が迷走していたPENTAGON(詳細はこちらより)。かつて彼らが伸び伸びと音楽を表現していた、駆け出しの頃のサウンドを感じさせるようなこの曲が評価されたことは本当に嬉しかったです。これからもずっと愛される一曲になるんだと思います。フイくんの兵役はいつ出発になるんだろう…健康で行ってきてください!
2020年初頭は、MONSTA Xにとって辛く苦しい時期が続きました。ウォノのグループ離脱を経て精神的に限界が来ていたのか、メインラッパーでありモネクを最前線で護ってくれていたジュホンが休養に。5人でのアメリカ活動を余儀なくされました。マンネI.Mの名言"Listen, Starship"が爆誕したのもこの時。
ウォノ在籍中に録られたとみられるこちらの米国アルバムALL ABOUT LUV、リリース当時はとても聴けるようなメンタルでは無かったのですが…マイクスタンドを並べてしっとり歌い上げるMIDDLE OF THE NIGHTのパフォーマンスに胸を打たれ、改めてこのアルバムが自分にとって大切な一枚になりました。耳がキンっと冷たくなる、この時期にぴったりな一曲です。2021年は彼らにとってより良いものとなりますように。
2019年末、PRODUCE 101シリーズの不正疑惑が取り沙汰され、カムバック発表済みだったのにも関わらず活動停止にまで追い込まれたIZ*ONE。先の見えない日々を過ごした彼女たちが遂に殻を破り再始動した曲こそ、今年を代表する名曲FIESTAです。
3部作の完結編であり「祝祭」をテーマに歌い上げた一曲は、彼女たちの境遇とも重なり多幸感に溢れていたのが印象的で・・・!IZ*ONEがサビを本気で歌うとここまで圧倒されるのか、、、と鳥肌が立ちました。この曲で初めて1位を取った際、リーダーのウンビが涙をにじませた姿は忘れられません。さくちゃんが手がけた日本語バージョンの歌詞も言葉選びがとにかく美しくて…たまらなく良かったです…解散しなくて良いのになあ…(頭抱)
・・・なんか全体的にチョイスの理由が重いな!?もちろんエピソード抜きにしても全曲最高です。
のん賞
- PENTAGON: Daisy
のん総評:
DaisyはなんといってもPENTAGONにとっての初の一位獲得曲。
受賞時に安達くんも言ってましたが、「喉から手が出るほど欲しかった」一位、本当に本当におめでとう。
アンコールステージでのキノくんの涙、そしてぶいらでのみんなの涙、何度でもこれから思い出すんだろうなと思います。
イントロから、いやもはやティザーから名曲だと確信したDaisy。
私はでこすやと違って音楽の知識がないので言葉で説明するのは難しいのですが、フイくんらしい緻密で繊細かつ、ダイナミックなサウンドの曲だったと思います。PENTAGONにまた一曲仲間が加わりましたね。
そして、こちらのツイートでも言ったように、本当にDaisyは少し前の純粋に音楽とパフォーマンスを楽しむペンタに戻ったというか。
もちろんずっとそうだったとは思うんですが、ホンソクも言っていたとおりやっぱり焦りもあったはずで。
「大好きなメンバーとずっと一緒にいたいのに、一位を取ら(れ)ないと存在価値がないと思われるのが怖かった」
「ジノヒョンにどうしても一位を撮らせてあげたかった」
というメンバーの強い思いが溢れ出ていたDr.BEBEの苦しさから解放され、少し吹っ切れたことで、いいパフォーマンスとカムバとになったのではないかなと思います。
フイくんの入隊前に念願が叶ってよかった。そしてもちろん、時間はかかるけれどジノくんはじめみんながまた揃ってステージに立つ日がますます楽しみです。
すや賞
- ZICO: Any Song
- IU feat. SUGA: eight
- Gaho(梨泰院クラスOST): Start
すや総評:
2020年を代表するヒットソングと言えば間違いなくZICOのAny Song(アムノレ)でしょう。下半期のダイナマイトに押され、数々の音楽賞を逃したのが惜しくてなりません。歌い踊る楽しさを思い出させてくれる名曲!じこくんありがとう。
そして5月に発表されたIUのeight。一番コロナによる分断がひどかった時期にリリースされたこの曲は、多くの人の癒しとなったことだと思います。遠いところにいってしまった大切な人たちに思いを馳せる曲ともなりました。
やっぱりドラマ「梨泰院クラス」のOST、Gaho(ガホ)くんのStartは外せないんじゃないでしょうか!!めちゃくちゃ流行った気がします。そしてPOPシーンには珍しい直球ロック。個人的には来年再来年くらいからロックバイブスのある音楽や生楽器が入ったエモーショナルなフレーズが流行ると思っているので、その先駆けとも言えるんじゃないのかな、とも思います。
今年を彩る楽曲賞は、Dynamite以外だとやっぱりこの曲なのかな、と。個人的にはBTSのLife Goes Onにもあげたかったのですが、ここでBTS選ぶのちょっと…という気持ちがありやめました。
Personal Awards <個人賞>
ここから先は、映像・音源・ライブ・その他諸々何でもあり!2020年に印象に残ったものに片っ端から個人的な賞をあげちゃうよのコーナーです。上限無し!
でこ賞
【BTS: BE】
これはなんかもう賞レースとかのくくりに入れたくなかったので外した。コロナで後ろ向きになる気持ちにふたをするのではなく、現状と向き合う等身大の彼らを見られたことが印象的でした。自分たちのやりたいことを見せてくれてなんかもうありがとうございますの気持ち。ドデカサランを7人へ。
【日本オリジナル楽曲】
今年は日本オリジナル曲の良さが光った一年だった気がします。日本の音楽番組でのパフォーマンスが話題となった舞い落ちる花びら(SEVENTEEN)は、ウジPDのボーカルディレクション動画に胸を打たれてしまい…!
その他屈指のお気に入りは、安心と信頼のNU'ESTによる久しぶりの日本語楽曲・Drive、そしてCIXの日本デビュー曲・Revival。どちらも日本のメジャーポップシーンに媚びることなく、彼らの表現したい音楽世界をそのまま持ち込んでくれたことが好印象でした。
【オンライン公演】
コロナ禍におけるエンターテイメントの新しい形、オンラインコンサート。もちろん生で浴びる音楽は他に代えがたいものの、進化した映像表現やファンとの交流など、オンラインならではの技術の進歩がめざましかったです。
その頂点とも言える公演は、やはり他の追随を許さない勢いで繰り広げられたBTSのMAP OF THE SOUL ON:E。彼らの溜まった鬱憤が全てぶつけられていて、かつ誰もこの公演を生で見ることが出来ていないもどかしさを感じ、限界オタクはぼろぼろ泣いてしまいました。
泣いた公演といえば…K:CONTACT SummerでのMONSTA X。ラストの一曲STAND UPを披露するタイミング、後ろのスクリーンいっぱいに映し出されたMONBEBEの明るい笑顔に思わず涙ぐむ彼ら、そしてそのサプライズにもらい泣きする私。ウォノの一件以来ずっと気落ちしていましたが、あの日のお陰で前に進む決心がつきました。
そして何よりNCT初の合同コンサート・NCT: RESONANCE 'Global Wave'。数々のBeyond LIVEを経て、あらゆる技術が結集された至極のオンラインコンサートでした。ショウタロウ&ソンチャンも初めての公演とは思えないくらいの安定ぶりで!次は市長とマンネ復活後の完全体NCTが見られることを期待しています。
ちなみに今年課金したオンライン公演の一覧はこれ。遠征代に比べたら安いね!
今年見たオンライン公演:整理用
— でこ (@decoranger_neo) 2020年12月28日
💖K:CONTACT Summer
💚Beyond Live
SuperM, WayV, NCT DREAM, NCT 127, Stray Kids, NCT 2020
💜BANG BANG CON The Live
💜Map Of The Soul ON:E
❤️RE:AL
❤️THE BOYZ SANTA
💛RETRO:95 🇰🇷🇯🇵
❤️MONSTA X LiveXLive
🖤ATINY PARTY Crescent
🖤Port Of Call
❤️SO VIVID
↑記載漏れたけどクレビのペンミも見た!
蛇足で恐縮ですが、上半期25曲・下半期25曲、合計50曲のお気に入りプレイリストも無事年内に作成できました!お気に入り被った方は握手~!
のん賞
【BTOB4U ”Show Your Love"】
BTOBひょんらいん除隊後初のリリース曲はユニットとしての曲でした。
作詞作曲はヒョンシクさん。
入隊前に残してくれたこの曲は、曲名の通り愛に溢れたものでした。
ダイナマイトとはまた違った形で、愛と優しさと希望がこもった曲。
まっすぐに愛をメロディに、そして世界へと送ってくれました。
そしてこの曲は振付にもメッセージが。
「COVID-19がなくなり、早くマスクを外せる日がきます様に」
というジェスチャー…
たくさんの人が苦しい、悲しい思いをした今年。
みんなの心にあたたかなプレゼントをくれたのだと思います。
そしてなんとこの曲は一位も獲得!!
BTOB “4”(=squad)と”スクワット”をかけたアンコールステージは涙と笑いを誘ってましたね。
https://twitter.com/n_______n17/status/1331246931977379846?s=21
しかし何度見ても数週間前に同じ番組で1位を取って号泣していた弟たちとえらい違いだな…
かわいい(かわいい)
すや賞
よかったK-HIPHOP/インディリリースをお届けしたかったんですが年越しまで時間がないので別記事で書きますよ!!うふふごめんなさ〜い
オンラインコンは参戦したやつ8割デコと同じです。今年もお世話になったねえ…
来年はライブ会場で皆さんと乾杯(もしくはハイタッチ)できることを願っています!!
集合知メンツがお届けしました!!!!!!!!!良いお年を!!!!!!
*1:日本リリースの楽曲や印象に残ったライブなどの中から、各人の裁量で選出。推し賞です。